当院の臨床研究支援室とは

  1. 当院の臨床研究支援室とは

当院の臨床研究支援室とは

当院の臨床研究支援室は、医療者各自が行ってきた臨床研究を、病院全体としてサポートし、研究活動を推進するために2022年に設立されました。この支援室は、以下の3つの主要な目標に取り組んでいます:

 1.研究実施体制の整備支援:

臨床研究を行うための体制やプロセスを整備し、皆様がスムーズに研究や調査を進めるのをサポートします。これには、研究計画の策定から実施、データ収集、分析、報告までの一連のプロセスが含まれます。また、研究者同士をつなげるネットワーキングも行います。

2.教育と普及活動:

臨床研究に関する教育と情報の普及を行い、新しい情報をアップデートしやすくし、医療者や関係者が臨床研究に参加しやすい環境の作成を支援します。

3.個別の研究支援(相談):

医療者や研究者が具体的な研究プロジェクトに関して相談できる場を提供し、研究の計画や実施に関するアドバイスを提供します。個別の研究に関するサポートを通じて、研究者の成長と研究の質の向上を計ります。


 

 臨床研究は、医療者にとって現場の問題の発見から解決を模索する手段として重要です。現在の医療現場では、革新的な医療技術の急速な普及や高齢化などが進行しており、現場の医療者が問題を早期に発見できることは意義があります。臨床研究の技術を活用することで、潜在的な問題の存在が明らかになり、同僚や社会に問題が共有され、適切な対策が提示され、評価されることが可能となります。その結果、患者の安全性を守り、医療の質を高め、社会の資源の損失を抑えることに貢献します。

 ただし、臨床研究の技術は急速に進化しており、医療情報の収集方法なども変化し続けています。当臨床研究支援室は、患者と現場に貢献し続ける医療者が、必要な時に臨床研究に関連する新しい技術の恩恵を受け、適切かつタイムリーに同僚や社会に情報を提供できるようサポートしていきます。