成人部門
診療科

成人先天性心疾患外来

  1. 成人先天性心疾患外来
はじめに

先天性心疾患(生まれつきの心臓病)は出生する赤ちゃん100人のうち1人には合併するが、近年医療の進歩とともに先天性心疾患の治療成績が向上し、90%以上の方が救命され、成人になっています。

成人先天性心疾患患者(ACHD)数は増加の一途にある!

【出典】成人期を迎えた先天性心疾患患者の諸問題白石 公. 京府医大誌, 2010年, 119 (4), pp.247-259.

 

しかし、手術が終了して成人になったあとでも病状が悪化し、生命に危険が及ぶことは本人もご家族も自覚されていないことが多く、必要な定期外来が中断になってしまっている方が 大変大勢おられます。

常にgeneralistを合言葉にしています。

状態が悪くならないように内服薬を飲んだり、カテーテル治療や手術を受ける必要がある場合も多いのです。虫歯をきっかけに心内に感染し、脳梗塞や緊急手術になることもあります。

女性の場合は妊娠・分娩をきっかけに病状が悪化することもあります。

さらに、加齢するにつれて生まれつきの病気とは別に高血圧や糖尿病などの生活習慣病が合併して問題が複雑になることもあります。歳をとってくると心臓以外の病気になることも増えてきます。

今まで長期間小児科を通院し慣れ親しんだ信頼できる小児循環器科の主治医がいても、いつまでも小児科に受診することに限界が生じます。

受診する診療科が成人部門に必要です。そのため、近年日本各地に成人先天性心疾患外来が設立されています。

当センターは開院以来沖縄県内ですべての小児の先天性心疾患を心臓カテーテル検査や心臓手術を施行する病院です。さらに、循環器内科や産婦人科を始めとする成人の各部門が充実しています。

当院には成人になった先天性心疾患を診療するための条件が整っています。

患者様のニーズを満たすために、2018年6月より当院で県内初の成人先天性心疾患外来を 開設しました。

患者さまへ

診療体制

毎週水曜日午後(完全予約制です)

第1水曜日 中矢代 真美(小児循環器科) 中矢代 真美(小児循環器科)
第2水曜日 長田 信洋(小児心臓血管外科) 長田 信洋(小児心臓血管外科)
第3水曜日 佐藤 誠一(小児循環器科) 佐藤 誠一(小児循環器科)
第4水曜日 知念 久美子(循環器内科) 知念 久美子(循環器内科)

受診のしかた

  1. かかりつけ医のいる方はかかりつけ医より紹介状(診療情報提供書)を発行してもらってください。
  2. 地域連携室にお電話ください。予約の日程調整をします。

  3.  

地域連携室:098-888-0123 (内線1107)
(受付時間:平日8時30分-17時00分)

紹介状(診療情報提供書)がない場合

長期に渡り未受診の方の場合、紹介状は不要ですが、初診料とは別に選定療養費がかかります。ご了承ください。

選定療養費とは?

  1. 事前に下記の情報を地域連携室宛に電話、またはメールにてお知らせください。
1 氏名(おなまえ)
2 生年月日(生まれた年と日付)
3 性別
4 住所
5 電話番号
6 診断名(わかる範囲で大丈夫です)
7 手術名(わかる範囲で大丈夫です)
8 手術した病院名
9 手術をした時の年齢
10 最後に循環器科を受診したのは何年前ですか?
11 気になる症状(あれば)
12 心臓以外の病気(あれば)
13 診察を希望した理由
 

地域連携室へメールを送る

 

成人先天性心疾患外来の概要

目的

  • 成人になった、中等度以上の重症度である先天性心疾患の診療
  • 先天性心疾患に特有な長期合併症の診断、評価、治療
    • 内服薬調整
    • カテーテル検査・治療
    • 不整脈治療
    • 再手術
  • 妊娠・出産管理(産婦人科と並診)
  • 生活習慣病の予防、治療
  • 他科(呼吸器、消化器、神経内科、かかりつけなど)との連携
  • 逆紹介例の判断、情報提供、連携
  • 多職種(看護師、心理士、ケースワーカーなど)との連携、情報共有

得意とする分野

先天性心疾患(生まれつきの心臓病)に関することならお任せください。

評価後、そのまま当院で診療を継続していただくべきか、かかりつけ医や一般の循環器内科医師の診療の方がいいかを判断し、必要に応じてしかるべき診療科へご紹介します。

主な検査

  • 診察
  • 病歴聴取
  • 心電図
  • 心臓超音波検査(経胸壁、経食道)
  • 24時間心電図(ホルター)
  • 造影CT
  • 心臓MRI
  • 運動負荷心筋シンチ
  • 心臓カテーテル検査