成人部門
診療科

血液・腫瘍内科

診療科の紹介

診療体制と主要設備

大城 一郁

大城 一郁 部長

当科は沖縄本島南部の血液疾患の中核病院として、離島を含め多くの血液疾患患者さんを受け入れています。
長い間大城が一人体制で診療してきましたが、2017年度から二人体制となりました。
更に2020年度からは、血液内科専門医三人体制(大城、中里、新垣)で診療を行っています。
血液内科病棟は6階西病棟で、ここに無菌室を4床有しています。週1回の多職種によるカンファレンスで、患者さん毎の情報を医療者間で共有するようにしています。

診療の基本方針

  1. 正確な診断と治療。
  2. 造血幹細胞移植が必要な症例は、主に県内の移植施設へ紹介しています。
  3. 必要に応じ院内外の諸機関と連携して、患者さんにとって良い医療ができるように努めています。

得意とする分野

造血器悪性腫瘍(各種白血病、骨髄異形成症候群、成人T細胞白血病・リンパ腫含む悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等)に対する標準的な治療を中心とし、再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病などの診療も行っています。

主な検査

  1. 骨髄穿刺吸引・骨髄生検
  2. 胸腔穿刺・腹腔穿刺
  3. 腰椎穿刺
  4. リンパ節生検
 

血液内科の専門的な特殊検査としては、骨髄穿刺吸引や骨髄生検があります。

白血病や多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群など骨髄像が診断の要となる検査については、概略は検査当日、詳細な最終診断も3-7日以内では出るように心がけています。

胸腔穿刺・腹腔穿刺の検査結果は2-4日以内で判明、腰椎穿刺で採取した髄液細胞はCytospinを使用して僅かな異常も検出できるようにしています。

リンパ節生検は通常外科や耳鼻科へ依頼しています。しかし体表から触知することができないリンパ節・腫瘤病変などは、放射線科医にてCTガイド下に検体を採取して頂き、診断を確実につけるようにしています。

診断に有用となる細胞性免疫検査、染色体検査、遺伝子検査などは院外の検査機関へ依頼していますが、細胞診及び病理組織の検査は院内で行っています。通常1-2週間程度で最終病理診断が出ますが、診断に難渋する症例では、提携している琉球大学医学部病理学教室で特殊検査などを追加した上で診断を確定することもあります。

診療実績

主な疾患の入院患者数

平成31/令和1年度の実入院患者数(再入院は含まず)

  項目 人数
1 急性白血病 15人
2 慢性白血病 9人
3 骨髄異形成症候群 16人
4 悪性リンパ腫 48人
5 成人T細胞白血病 30人
6 多発性骨髄腫 19人
7 その他(各種貧血疾患、出血傾向、他) 20人
合計 164人

造血幹細胞移植以外の血液疾患の診療は殆ど行っています。

慢性骨髄性白血病や特発性血小板減少性紫斑病などは、診断から治療までを殆ど外来通院で行っています。がん化学療法も状態が安定すれば外来治療へ移行します。

放射線治療医が常勤していて、必要に応じて放射線治療も行えるようになっています。

その他、当院は母子周産期センターが病院の柱の一つです。産婦人科からの紹介で、血液疾患(特発性血小板減少、Bernard-Soulier症候群、急性骨髄性白血病など)を合併した妊婦さんを複数の診療科で協力しながら治療できることも強みです。

主な検査の件数

平成31/令和1年度

  項目 件数
1 骨髄穿刺吸引 162件
2 骨髄生検 63件

主な処置

中心静脈確保、腰椎穿刺検査、胸水検査、腹水検査、リンパ節生検・腫瘤生検・皮膚生検(これらは他科へ依頼しています)などの手技があります。

研究会・勉強会

研究会・勉強会

  • 日本血液学会
  • 日本造血細胞移植学会
  • 隔月毎の県内の移植検討会や研究会、血液学関連の講演会
  • 定期的院内病理カンファレンス

リンク

医師紹介

血液・腫瘍内科に携わるメンバー

血液・腫瘍内科に携わるメンバー

医師名 出身大学(卒業年度) 認定資格
大城一郁 鹿児島大学
(1987年卒業)
日本内科学会 認定内科医
日本血液学会 血液専門医
医学博士
中里哲郎 東京慈恵会医科大学
(1996年卒業)
日本内科学会 認定内科医
日本血液学会 血液専門医
日本血液学会 血液指導医
医学博士
新垣秀樹 琉球大学
(2013年卒業)
日本内科学会 認定内科医
日本血液学会 血液専門医