成人部門
診療科

産婦人科

産婦人科からのお知らせ

  • 現在表示できる産婦人科の新着情報はありません

産婦人科の概要

産科部門

当科には、沖縄県で2か所設置されている総合周産期母子医療センターがあり、離島や主として本島南部地区のハイリスクの妊婦さんや、赤ちゃんがNICU (新生児集中治療室) に入院予定である妊婦さんの診療を積極的に行っています。
一方で、特にトラブルのない妊婦さんの健診や自然分娩は助産師が中心となってきめ細やかな対応をしています。
当科は、産科領域において、正常分娩から緊急帝王切開術まで、24時間対応可能です。

婦人科部門

当科は良性腫瘍に対する内視鏡(腹腔鏡、子宮鏡)下手術、前がん病変、悪性腫瘍にも対応できる体制であります。また、併設している救命救急センターや放射線科と連携し、大量骨盤出血に対する血管塞栓術等の先進医療を行っています。

産婦人科スタッフ

 

特色

診療の基本方針

全ての患者様に対して、すでに世界的評価の確立した、スタンダードとされる医学知識に基づく、医療サービスを提供いたします。具体的には、日本産科婦人科学会をはじめとする、各学会のガイドラインに準拠し、毎日行われるスタッフカンファレンスにより診療方針を決定し、チーム医療を実践します。

また、公的医療機関として、民間病院では受け入れ困難な、経済的・社会的に問題を持った方々も、お引き受けしております。これらの患者様は、院内のソーシャルワーカーなどを通じて適切に対応しています。

診療体制

令和6年1月現在、15名の医師が在籍しています。(日本産科婦人科学会専門医14名)
この中には、日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医8名、婦人科腫瘍専門医1名、臨床遺伝専門医1名、母体保護法指定医5名が含まれています。

当科では夜間・休日でも常に緊急処置・緊急手術に24時間体制で対応しています。

対象疾患

産科

当科では、双胎などの多胎妊娠や切迫早産、前期破水、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)などの妊婦さんを積極的に受け入れています。また内科等の合併症を有する妊婦さんは該当科と密に連絡をとりながら、診療を進めています。
前置胎盤や胎盤早期剥離、胎児心拍異常などの緊急症例では、新生児科の立会いのもとに、母子の安全を最優先に、速やかな処置・手術を行っています。

先天異常が疑われる胎児では、小児部門の新生児科・小児外科・小児循環器科・小児心臓血管外科・小児脳神経外科等の各専門医と、妊娠中から密接に連携し、出生後に備えています。とくに胎児の先天性心血管異常に関しては、小児循環器科専門医が妊娠中から産科医とともに胎児心エコーを行い、情報を共有します。
小児循環器科専門医は出生後も引き続き診療を担当し、必要があれば小児心臓血管外科専門医により手術が行われます。また、胎児の先天異常に関して希望があれば、臨床遺伝専門医が中心となって、遺伝相談を行います。

婦人科

当科は、婦人科一般診療から、婦人科良性、悪性腫瘍までの救急診療を行っています。総合病院のメリットを生かして、外科、麻酔科、放射線科など他科と連携したチーム医療を展開します。
婦人科手術においては、良性疾患では侵襲が少ない内視鏡下手術や腟式手術を取り入れています。また進行子宮頸癌や体外受精などの高度生殖医療は琉球大学病院や他の専門病院と連携して最適な診療を提供いたします。

看護体制

産科病棟

産科病棟には、経験豊富なベテランの助産師が多数、勤務しております。
現在は助産師19名、看護師2名が二交代で勤務しています。
病棟は20床で、母乳育児を推進して新生児の完全母児同室を行っています。
また、出産・育児をより安心して過ごしていただけるように、保健指導を行っています。

  • マタニティホール

    マタニティホール

  • 分娩室

    分娩室

  • スタッフステーション

    スタッフステーション

  • 産科病棟個室 ( 4室 )

    産科病棟個室 ( 4室 )

MFICU(母体・胎児集中治療管理室)

主にハイリスク妊婦、胎児異常妊婦の集中ケアを行っています。
助産師13名が 二交代で勤務しています。
病床は6床で全室個室ということもあり、精神的ストレスを抱える方が多いため、必要に応じて臨床心理士が訪室したりしています。

  • MFICU カウンターと病室(個室)

    MFICU カウンターと病室(個室)

  • MFICU個室 ( バス・トイレ付6室 )

    MFICU個室 ( バス・トイレ付6室 )

 

医師紹介

長井 裕

職位 産科 部長
出身大学(卒業年度) 琉球大学(H4年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医・指導医
日本癌治療学会
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本生殖医学会
日本産婦人科手術学会
日本周産期・新生児医学会
日本DMAT隊員
医学博士(平成13年 琉球大学)

砂川 空広

職位 産婦人科 医長
出身大学(卒業年度) 鹿児島大学(H11年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医
日本超音波医学会
母体保護法指定医

山下 薫

職位 婦人科 医長
出身大学(卒業年度) 慶應義塾大学(H17年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医
日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医
日本胎児心臓病学会 胎児心エコー認証医
母体保護法指定医
FMF認定NT資格
日本超音波医学会
胎児治療学会
ISUOG

泉 有紀

職位 産科 医長
出身大学(卒業年度) 聖マリアンナ医科大学(H19年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医
胎児治療学会

中野 裕子

職位 産婦人科 医長
出身大学(卒業年度) 関西医科大学(H19年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医

土井 生子

職位 産婦人科 医師
出身大学(卒業年度) 琉球大学(H22年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会
母体保護法指定医

小﨑 三鶴

職位 産婦人科 医師
出身大学(卒業年度) 琉球大学(H23年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医

屋良 奈七

職位 産婦人科 医師
出身大学(卒業年度) 琉球大学(H23年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医
母体保護法指定医

兼村 朱里

職位 産婦人科 医師
出身大学(卒業年度) 北海道大学(H23年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本産婦人科遺伝診療学会認定医
日本周産期・新生児学会 母体・胎児専門医

金嶺 ちひろ

職位 産婦人科 医師
出身大学(卒業年度) 琉球大学(H24年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会

奥 聡

職位 産婦人科 医師
出身大学(卒業年度) 北海道大学(H25年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
麻酔科標榜医
日本周産期・新生児医学会
日本産婦人科遺伝診療学会
日本内視鏡外科学会

喜舎場 千裕

職位 琉球大学
産婦人科専攻医
出身大学(卒業年度) 宮崎大学(H29年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医

屋比久 彩

職位 琉球大学
産婦人科専攻医
出身大学(卒業年度) 東京女子医科大学(H30年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医

吉川 和泉

職位 産婦人科 医師
出身大学(卒業年度) 琉球大学(H31年)
認定資格 日本産婦人科学会

佐久本 薫

職位 産婦人科 医師
出身大学(卒業年度) 熊本大学(S54年)
認定資格 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医・指導医
母体保護法指定医
日本糖尿病・妊娠学会
日本エイズ学会
医学博士

診療実績

2023年主な診療実績

  項目 症例数(例)
産科関連 総分娩件数 487例
母体搬送数 111例
多胎妊娠数 47例
手術内訳 産科手術
帝王切開術 303例
子宮頸管縫縮術 15例
子宮内容除去術 7例
婦人科手術
腹腔鏡下手術 25例
子宮鏡下手術 1例
良性腫瘍手術(開腹) 19例
悪性腫瘍手術 7例
腟式手術(円錐切除術含む) 26例

患者さまへお願い

診察予約について

初めて受診される患者様は、かかりつけ医からの紹介状が必要です。
あらかじめかかりつけ医から電話で病院代表番号(098-888-0123)にご連絡いただき、地域連携室を通して新患予約してくださいますよう、お願いいたします。

なお、診察医師の指名や女性医師の指定などは、医師の勤務体制の関係上、ご希望に沿うことは困難です。ご理解・ご協力をお願いいたします。

ご面会について

12歳以下のお子様のご面会は、感染予防のため、ご遠慮くださいますようお願いいたします。

面会時間は、平日は午後3時から午後8時、土日休日は午後1時から午後8時の間となっております。

皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

臨床研修制度について

当院は、看護師・助産師・医師になるために必須である臨床研修の指定病院です。当院では、資格を持つ教育担当者の指導・監督のもと、学生・研修医が実習を行っております。

患者様には、臨床実習へのご協力をお願いする場合がございます。当院設立の趣旨をご理解の上、積極的にご協力いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。