小児部門
診療科

小児泌尿器科

小児泌尿器科からのお知らせ

概要

診療体制

当院小児泌尿器科は2020年8月に開設しました。
当科は小児泌尿器科診療のトレーニングを受けた小児泌尿器科認定医の川合志奈が、関係各科と連携して診療にあたります。
外来は毎週月曜日9-11時半、13-16時半、第1.3.5木曜日13-16時半、手術は第2.4水曜日です。随時核医学検査・尿路造影検査・排尿機能検査を行っています。

診療の基本方針

  1. 外性器の形状や排尿の問題はなかなか周囲に相談しにくい問題ですが、お子さん達が排尿のこと、外性器のことに煩わされることなく元気に大人になっていくお手伝いをします。
  2. 小児泌尿器科疾患の病態は悪化するばかりではなく、自然改善する場合や手術以外の治療で治っていく場合もあります。一方では、手術を急がなければ最善の治療効果を得られないこともあります。
    こども医療センター内の小児泌尿器科として、それぞれの患者さんに応じた過不足のない医療、成長発達段階に即した医療を、関係各科および院内の各部門と連携して提供します。
  3. 県立病院の小児泌尿器科として、他の県立病院の診療応援も行います。
  4. 小児泌尿器科疾患に関して、研修医や医療スタッフへの教育を積極的に行います。

特色

小児泌尿器科疾患の中には短期に完治を目指せるものの以外に、成人期までの経過観察が必要な疾患があります。
総合病院にこども病院が併設された当院の特徴を生かして長期経過を見守る医療を提供すると共に、成人期を迎えても小児泌尿器科疾患に悩んでおられる方にも医療を提供致します。
また生命予後にはかかわらないものの、患者さんとその保護者の自尊心・生活の質の低下につながる機能性昼間尿失禁、夜尿症の診療にも力を入れております。

対象疾患

  • 腎・尿路の先天性疾患(水腎症、膀胱尿管逆流、巨大尿管症、尿管瘤、尿管異所開口、腎形成異常、総排泄腔遺残、総排泄腔(膀胱)外反、尿道弁、括約筋不全など)
  • 生殖器の先天性疾患(尿道下裂、包茎、埋没陰茎、陰唇癒合、停留精巣、陰嚢水腫、女児先天性副腎皮質過形成、性分化疾患など)
  • 二分脊椎などによる神経因性膀胱
  • 機能性昼間尿失禁、夜尿症
  • 泌尿器科系小児悪性腫瘍および外傷
  • 難治性小児尿路感染症

医師紹介

ふりがな
氏名
かわい しな
川合 志奈
性別 女性
職位 小児泌尿器科 医長
出身大学 琉球大学
認定医・専門医など 日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本小児泌尿器科学会認定医・評議員
医学博士
日本夜尿症・尿失禁学会評議員・監事および夜尿症診療ガイドライン作成委員
逆流性腎症フォーラム運営幹事
専門分野
  • 尿路・外性器に対する外科的治療
  • 二分脊椎症をはじめとする神経因性膀胱の尿路管理
  • 発達特性のあるお子さんを含む昼間尿失禁・夜尿の診療
  • 難治性尿路感染症の診療

外来担当医予定表

小児泌尿器科の外来担当医予定表につきましては、下記リンクよりご確認下さい。

  • 小児部門:外来担当予定表