放射線技術部

  1. 放射線技術部

MRI検査(1号室・2号室)

MRI検査とは磁場(強い磁石)と電波を用いて体内を画像化する検査です。X線(放射線、レントゲン)を利用しないので被ばくの心配はありません。
様々な病巣を発見することができますが、特に脳や、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。
また、色々な病気の早期発見、診断にMRI検査は有効とされ研究が進んでいます。
 
(MRI=Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)

受付

  • 当日は自動受付機総合受付を済ませ、Ⓕ放射線科受付までお越し下さい。
  • Ⓕ放射線科受付で検査の受付をすませたら、案内があるまで待って頂きます。
  • 検査当日は、予約の15分前までにお越し下さい。
  • 乳幼児は睡眠導入剤を使用することがありますので、予約の1時間前までにお越し下さい。

注意事項

  • 検査当日は着脱しやすい服装で御来院下さい。
  • 手術で体内にペースメーカ、クリップ、ワイヤー、プレート、その他の磁性体(金属)を入れている方、体内に砲弾の破片等のある方、義歯、義眼、刺青、アイシャドーをしている方は検査前に医師又は診療放射線技師に申し出て下さい。
  • 強い磁気を用いて行う検査のため、ヘアピン、ネックレス、ピップエレキバン、メガネ、補聴器、磁気カード類、時計、ライター、ベルト、筆記用具、硬貨、その他の磁性体等は検査室内に持ち込めません。
  • 造影検査当日は、食事を取らないで下さい。事前の指示に従うようお願いします。
  • 水、お茶は飲んで頂いても構いません。
  • 予約時間になっても緊急を要する方を優先する事があり、検査時間が遅れる場合があります。予めご了承下さい。
  • 検査の中止又は延期される場合は、診察を受けた診療科にご連絡下さい。

検査の方法

受付

Ingenia Ambition
1.5T(PHILIPS社製):1号室・2号室

  • MRI検査は大きな円筒型装置の中で、強い磁気を利用して体内の情報を画像化するもので、痛みを伴わず安全な検査です。
  • 検査時間は、約30分~1時間程度です。(通常、検査前に排尿して頂きます。)
  • 検査中に「ドンドン」という音がしますが、心配いりません。その間は、身体を動かさないで下さい。
  • 検査によっては、静脈注射をすることがあります。
  • その他、不明な点は医師、又は診療放射線技師にお尋ね下さい。

一般撮影(5号室・6号室・7号室(骨密度)・パノラマ)

一般撮影とは、俗に言う「レントゲン」撮影の事です。
他の検査に比べ、人体の画像情報を素早く提供できるので、最初の診断に用いられる最も使用頻度の高い検査です。

受付

  • 当日は自動受付機総合受付を済ませ、Ⓕ放射線科受付までお越し下さい。
  • Ⓕ放射線科受付で検査の受付をすませたら、案内があるまで待って頂きます。
  • 耳、口、目の不自由な方は、前もって受付または、診療放射線技師に申し出て下さい。

注意事項

  • 指示があるまで入室しないで下さい。
  • 機械器具等には手を触れないで下さい。
  • 検査により検査着に着替える場合がありますので、検査当日は着脱のしやすい服装で御来院下さい。
  • 撮影する部位によって専用の装置を使用するため、受付順番が入れ替わる場合がありますのでご了承下さい。
  • 緊急患者については優先して撮影を致しますので皆様のご協力お願いします。

検査の方法

  • 撮影部位により様々な撮影法にて行い、痛みを伴わず安全な検査です。
  • 検査時間は、約5分~30分程度です。
  • 検査中は診療放射線技師の指示に従い、撮影の際は体を動かさないで下さい。
  • その他、不明な点は医師、又は診療放射線技師にお尋ね下さい。
 
  • DR BENEO-Fx(FUJIFILM社製):5号室・6号室

  • x線管装置(島津製作所):5号室・6号室

  • Discovery(Hologic社製):骨密度測定室

  • PreXion ( 近畿レントゲン工業社製 ) : 歯科用CTパノラマ・セファロ

  • KR-8100 (近畿レントゲン工業社製) : 歯科用デジタルパノラマ

     

X線TV(8号室・9号室・12号室)

X線TV検査とは、X線を連続的に照射することにより、体内の動きをリアルタイムに観察(X線透視)して撮影を行う検査です。
多くの場合、造影剤を使用して臓器や関節の形態、位置・動きを調べたり、内視鏡、超音波などを併用することで検査のみならず治療を行うこともあります。

受付

受付
  • 当日は自動受付機総合受付を済ませ、ⒼCT受付までお越し下さい。
  • ⒼCT受付で検査の受付をすませたら、案内があるまで待って頂きます。

注意事項

  • 検査当日は着脱のしやすい服装で御来院下さい。
  • 予約時間になっても緊急を要する方を優先する事があり、検査時間が遅れる場合があります。予めご了承下さい。
  • 妊娠の可能性のある方は、主治医又は診療放射線技師・看護師にお伝え下さい。
  • 検査の中止又は延期される場合は、診察を受けた診療科にご連絡下さい。

 

  • Ultimax-I(Canon社製):8号室

  • ZEXIRA(Canon社製):9号室

  • ZEXIRA(Canon社製):12号室

CT検査(10号室・11号室)

CT検査は、X線を使って身体の断面を撮影する検査です。
体内の様々な病巣を発見することができますが、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓・腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。
 
(CT=Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)

受付

  • 当日は自動受付機総合受付を済ませ、ⒼCT受付までお越し下さい。
  • ⒼCT受付で検査の受付をすませたら、案内があるまで待って頂きます。
  • 検査当日は、予約の15分前までにお越し下さい。
  • 乳幼児は睡眠導入剤を使用することがありますので、予約の1時間前までにお越し下さい。

注意事項

  • 検査当日は着脱のしやすい服装で御来院下さい。
  • 検査当日の食事は、制限する必要はありません。
  • 造影検査当日は、食事を取らないで下さい。事前の指示に従うようお願いします。
  • 水、お茶は飲んで頂いても構いません。
  • 予約時間になっても緊急を要する方を優先する事があり、検査時間が遅れる場合があります。予めご了承下さい。
  • 妊娠の可能性のある方は、主治医又は診療放射線技師・看護師にお伝え下さい。
  • 検査の中止又は延期される場合は、診察を受けた診療科にご連絡下さい。

検査の方法

  • CT検査は大きな円筒型装置の中で、X線を利用し体内の情報を画像化するもので、痛みを伴わず安全な検査です。
  • 検査時間は、約10分~30程度です。
  • 検査中は、身体を動かさないで下さい。
  • 検査によっては、静脈注射をすることがあります。
  • その他、不明な点は医師、又は診療放射線技師にお尋ね下さい。
  • Aquilion ONE ( Canon社製 ) : 10号室CT

  • Aquilion Prime ( Canon社製 ):11号室CT

血管造影
(循環器アンギオ室(13号室)・CTアンギオ室(14号室))

血管はX線で写すことが困難です。そこで、カテーテルという細い管を動脈や静脈に挿入し、造影剤を注入し撮影する検査です。
腫瘍や血管の病気(狭窄・閉塞)の診断を行います。またこの技術を使用し、腫瘍の栄養血管を塞栓したり、狭い血管を拡張させたりする治療も行います。
X線透視装置を用いて、透視下でカテーテルを目的部位まで進め造影剤を注入して連続的かつリアルタイムに目的血管観察・治療を行います。
 
(血管造影検査=アンギオ検査:AngioGraphy)

  • Alphenix Biplane(Canon社製):13号室(循環器アンギオ室)

  • Artis zee I biplane ICT(SIEMENS社製):14号室(CTアンギオ室)

放射線治療(15号室)

放射線治療は、悪性腫瘍が正常組織より放射線に対する影響を受けやすい性質を利用しています。放射線照射により、悪性腫瘍は消滅・縮小しますが、正常組織は障害が発生することがあっても回復します。この原理を利用した治療が、放射線治療です。
放射線療法(放射線治療)は、化学療法、手術療法の3種類の治療を単独あるいは組み合わせることにより、相乗効果をねらって治療することができます。

受付

  • 当日は自動受付機総合受付を済ませ、ⒽRI・放射線治療受付までお越し下さい。
  • ⒽRI・放射線治療受付にて受付をすませたら、案内があるまで待って頂きます。

注意事項

  • 当日は着脱のしやすい服装で御来院下さい。
  • 検査・治療中は、身体を動かさないで下さい。体調不良、痛み等により姿勢を保つのが辛い時は、前もってお知らせ下さい。
  • 放射線治療は、数回~数十回行います。毎回、同じ体勢を取って頂くために目印として、インクで皮膚にマーキングします。消さないように、ご注意下さい。
  • 放射線照射すると、皮膚が敏感になりますので、出来る限り刺激を与えないようにして下さい。
  • 照射回数が増えてくると、疲労感が増してくることがあります。その際は、充分な休息をとるよう心掛けて下さい。

放射線治療の流れ

問診 放射線治療を受けるにあたり、はじめに放射線治療専門医師の診察を受けることになります。
そこで、検査データや過去の履歴から治療の可否、照射範囲、治療スケジュールなどが決定されます。

治療計画 治療計画の準備として、現在の腫瘍の大きさ、位置関係を把握するために、CT・MRIなどを実施し、画像データを取得します。
また照射位置を正確に合わせるため患者様の皮膚へ印を付けたり、シェル(熱を加えると軟らかくなり、冷却すると固くなる固定具)を作成します。
取得した画像データを治療計画装置へ転送し、実際に治療する範囲、方向、放射線の種類、量、回数といった治療スケジュールを立てます。

照射 皮膚もしくはシェルへ付けた印を活用して、計画時と同じ体勢をとって頂きます。放射線治療装置にて、正確に位置合わせを行い放射線を照射します。
照射時間は数分ですが、毎回正確に位置照合するため、放射線治療室への入室から退室までにかかる時間は、10~40分くらいです

治療後の
経過観察
治療終了時に、治療効果を判定し、外来で副作用の発言がないか、効果は持続しているのかを観察します。

Versa HD(ELEKTA社製)
:15号室(放射線治療室)

RI

RI検査は、RIを用いた「放射性医薬品(微量の放射線を出す薬)」を体内に投与し、身体の状態を画像や数値として評価する検査です。
体内に投与された放射性医薬品は、特定の組織や臓器に集積する性質があります。体内に集積したRIから放出される微量な放射線を、専用の装置で撮影することで細胞の機能や代謝情報を画像化・数値化し、良悪性の鑑別・病期決定・治療効果の判定などに用いられます。
標的となる組織や臓器によって、使用する放射性医薬品や装置を選択します。
 
(RI=Radio Isotope:放射性同位元素)

受付

  • 当日は自動受付機総合受付を済ませ、ⒽRI・放射線治療受付までお越し下さい。
  • ⒽRI・放射線治療受付で検査の受付をすませたら、案内があるまで待って頂きます。
  • 検査当日は、予約の30分前までにお越し下さい。
  • 乳幼児は睡眠導入剤を使用することがありますので、予約の1時間前までにお越し下さい。

注意事項

  • 検査当日は着脱に便利な服装で御来院下さい。
  • 検査が午前中の場合、朝食は食べないで下さい。検査が午後の場合、昼食は食べないで下さい(朝食は食べて下さい)。
  • 金属製品(ヘアピン、ネックレス、ピップエレキバン、メガネ、補聴器、磁気カード類、時計、ライター、ベルト、筆記用具、硬貨、その他の磁性体等)は検査室内に持ち込めません。
  • 妊娠中の方、及び妊娠の可能性のある方は検査を行わない場合がありますので、予約時及び検査前にお知らせ下さい。
  • 検査の種類によっては、食事について指示がありますので、指示に従って下さい。
  • 検査の内容によって、体内に投与する放射性医薬品が異なります。わからないことがありましたら医師、診療放射線技師にお尋ね下さい。
  • 予約時間になっても緊急を要する方を優先する事があり、検査時間が遅れる場合があります。予めご了承下さい。
  • 検査の中止又は延期される場合は、診察を受けた診療科にご連絡下さい。

検査の方法

受付

NM830 (GE社製):16号室

  • 放射性医薬品を体内に投与します。
  • 検査開始時間は、検査の種類によって異なります(数分後~数日後)。検査時間は、30分から1時間程かかります。
  • 装置の寝台に寝てもらい検査します。
  • 撮影中は、身体を動かさないで下さい。機械が身体の近くにきたりします。
  • 検査中に何かあれば、動かずに声をおかけ下さい。