沖縄県立 南部医療センター・こども医療センター

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小児感染症内科

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小児感染症内科の概要

基本方針

  1. 予防接種の役割について正しく啓発し、こどもたちを、麻疹（はしか）や風疹などの「予防接種で防げる疾患（VPD：Vaccine Preventable Diseases）」から守ります。
  2. こどもたちを薬剤耐性菌の脅威から守ります。そのために抗菌薬の適正使用（抗菌薬を必要なときに限って正しく使うこと）を院内外で推進します。
  3. こどもの重症感染症・難治感染症の最後の砦として誠実に診療を行います。
  4. 感染症診療の立場から、院内の研修医やスタッフへの教育・啓発に貢献します。

診療内容

入院

市中の重症感染症から、PICU/NICU/循環器疾患/血液疾患/免疫不全などに関連した特殊な感染症まで、幅広い症例を経験することができます。
・CRBSI/VAP/CAUTI
・肺炎/膿胸/肺膿瘍
・蜂窩織炎/皮下膿瘍/壊死性筋膜炎
・乳突洞炎/深頸部感染症(咽後膿瘍など)
・細菌性髄膜炎/VPシャント感染
・腹膜炎/CAPD腹膜炎
・感染性心内膜炎/心筋炎/心外膜炎
・急性骨髄炎/化膿性関節炎
・FN/真菌感染症　など
 
また「感染症内科」ともグループ診療で連携し、多数の成人感染症症例も診療しております。

外来

・外来では海外渡航前のワクチン接種などを主に行っており、検疫所と連携し黄熱ワクチンの接種も行っております。

・海外渡航前などのワクチン接種(予防接種)を積極的に行っています。年齢に関わらず、こどもから大人まで、当科の外来で対応しています。留学前、海外旅行前、海外赴任前などの方はご相談ください。

・発熱を繰り返す場合(周期性発熱症候群、PFAPA症候群など)、感染症を繰り返す場合(原発性免疫不全症など)、珍しい病原体の感染症などを診療しています。疑わしい症状のある場合はご相談ください。

研修を希望される方へ

当院は沖縄県で唯一の「小児感染症専門研修施設」です。小児感染症専門医を目指す方へはぜひ当科での研修をご検討ください。詳しくは小児感染症学会のHPをご覧ください。(https://www.jspid.jp/specialist/) また1-数ヶ月程度の短期研修を希望される方も大歓迎です。
 

近隣の先生方へ

・感染症でお困りの症例がありましたら、ぜひご紹介ください。
・抗菌薬適正使用活動(AST活動)の支援も行っております。お気軽にご相談ください。

　連絡先：onmc.ict＠gmail.com

医師紹介

張 慶哲 (ちょう よしあき) (大阪市立大学 2009年卒)

認定医・専門医など 小児科専門医・指導医
小児感染症指導医(専門医)
インフェクションコントロールドクター(ICD)
沖縄県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 委員
専門分野 抗菌薬の適正使用(AST)
院内感染対策

小椋 奈緒 (おぐら なお) (琉球大学 2012年卒)

認定医・専門医など 小児科専門医
専門分野 海外渡航前ワクチン接種
公衆衛生、途上国医療支援