感染症内科からのお知らせ
沖縄県立南部医療センタ-・こども医療センターは、感染症指定医療機関です。
第一種感染症指定医療機関で、一類感染症を含め、新型コロナウイルス感染症、HIV感染症などの様々な感染症に対応する医療を提供します。
感染症診療を通じて、患者中心の医療を実現し、院内外の各診療科、部署と連携し、地域や社会に貢献することを目指します。
感染症内科(成人)と小児感染症内科部門は常に連携し、以下の診療、教育、研究で協力します。
沖縄県内はもちろん、日本国内、海外からの患者さんに対しても最善の感染症診療を提供します。
発熱のある患者さんの対応に関しては、総合医としての視点から発熱の原因を評価します。
抗菌薬の適正な使用を心がけ、多剤耐性菌(抗生物質が効かない細菌)の出現の予防に努めます。
予防医学の視点から、患者さんの背景に応じたワクチン接種を提案します。
総合医かつ感染症のスペシャリストの育成に努めます。日本感染症学会ならびに小児感染症学会認定研修施設です。成人と小児の感染症を学べる日本唯一のMed-Ped ID programで、多様な病態や疾患に触れ、臨床医としての経験を積むことができます。
患者さんの個人情報に配慮しながら社会的貢献としての臨床研究を推進します。
当院の感染症診療は多岐にわたります。
一般感染症(市中肺炎、尿路感染症、蜂窩織炎)、敗血症(血液培養陽性症例への迅速な対応)、人工物関連感染症(ペースメーカー、人工弁その他)、感染性心内膜炎、骨髄炎、免疫不全者の感染症(HIV/後天性免疫不全症候群による日和見感染症)、性感染症(成人、妊婦の梅毒など)、沖縄特有の感染症としてのレプトスピラ症、糞線虫症、リケッチア症の診断と治療など。
院内外の耐性菌検出、抗菌薬使用状況を注視しています。抗菌薬の選択、変更や中止についての助言を行っています。感染対策チームとし手指衛生や環境の整備を推進しています。
各種予防接種を小児感染症内科と協働して行っています。黄熱ワクチンを含む渡航前ワクチン、成人の肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチンなどの接種に関する相談を受けています。
見学、短期研修は随時受け入れています。
(連絡先はこちら TEL:098-888-0123 ※感染症内科、成田まで)
患者さんからの学びを大切にします。病歴と身体診察にユニーク性/特異性を見出し、グラム染色による適正な抗菌薬選択を実践し、総合医の生涯教育の基礎となる部分を支えます。沖縄は日本でも有数の多様な感染症(レプトスピラ症、リケッチア症、糞線虫症など)を経験出来る地域です。小児の感染症診療の研修も平行して行うことのできる日本唯一のMed-Ped ID programです。研修を受ける方の希望に沿ったプログラムを編成することが可能です。
(連絡先はこちら 当院地域連携室)
HIV診療はじめ、感染症に関する各種勉強会のご要望がありましたらお声がけください。
感染症診療一般に関するご相談も随時受け付けておりますますのでご連絡いただければ幸いです。
職位 | 感染症内科 部長 |
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出身大学 | 岩手医科大学 医学部卒 |
資格 | 日本内科学会 総合内科専門医 日本感染症学会 専門医 指導医 米国感染症学会上級会員(Fellow of Infectious Diseases Society of America) |
専門分野 | 一般感染症 総合診療 HIV感染症 リケッチア感染症 |