循環器疾患は重症になるとさまざまな多臓器合併症を伴うことが多く、単に心臓を治療するだけでなく全身管理を含めて重症疾患を総合的に対応できる診療を目指している。

ほとんどの循環器疾患に総合的に対応可能である。

虚血性心疾患の治療はPCI・ロータブレーターを始め、心臓血管外科手術を含めて対応可能である。

不整脈も心臓電気生理検査、アブレーション、ペースメーカ植え込み、植え込み型除細動器ICD、両室ペーシング植え込み術CRT-Dも行っている。平成30年よりリードレースペースメーカ植え込み、令和元年より経皮的除細動器植え込み、令和２年より補助循環ポンプカテーテル等用いて集学的治療、令和6年より経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)も行っている。

心臓超音波検査、心配運動負荷検査（CPX）、画像診断にも定期的カンファレンスを行い、技術知識の向上に努めている。

心不全、低心機能患者に対しては補助循環装置（IABP、PCPS、Impella）を用いた重症管理、地域関連施設と連携した包括的管理を行っている。

成人先天性心疾患症例を小児循環器科とともに診断、治療法について定期カンファレンスを行っている。

当科では、初期研修を終了した循環器内科の研修を受け入れている。

心臓血管外科との連携した幅広い分野の研修が行え、さらに循環器専門医、心血管インターベンション専門医の取得が可能である。詳細は當真までご連絡ください。

当院では、心血管疾患に対するカテーテル治療をおこなった患者さんの治療記録を日本心血管インターベンション治療学会（CVIT）施行の症例登録システムに登録する事業に協力しています。

当院で心血管疾患に対するカテーテル治療を受けた方へ

侵襲的検査・治療としては以下を施行している

• 心臓カテーテル検査・冠動脈造影
• 心内膜生倹
• 経皮的冠動脈インターベンションPCI
• 経皮経管高速回転アテレクトミー（ロータブレータ）
• 経皮的末梢血管インターベンションPPI
• 経皮的肺動脈バルーン形成術BPA
• 経皮経静脈的僧帽弁交連裂開術PTMC
• 心臓電気生理検査EPS
• 経皮的カテーテル心筋焼灼術（カテーテルアブレーション）ABL
• 永久ペースメーカ植え込み（リードレスペースメーカ含む）
• 植え込み型除細動器ICD ※S-ICD含む
• 両室ペーシングCRT-P＆CRT-D
• 植え込み型ループレコーダー
• 補助循環用ポンプカテーテル （IMPELLA）
• 経カテーテル大動脈弁植え込み術（TAVI）