ECMOセンター

logo

当ECMOセンターのロゴは、沖縄らしさを出すために、ハイビスカスをモチーフにしました。
ハイビスカスの花言葉は、『あなたを信じます。』です。
ECMOは多職種でのチーム医療であり、メンバー同士が信頼し合う関係性をイメージしています。

ECMOとは

ECMO(エクモ)は”Extracorporeal membrane oxygenation”の略であり、日本語では「体外式膜型人工肺」と呼ばれています。ECMOは大量の血液を取り出し、血液を人工肺で酸素化させ、体内に戻すことで心臓や肺の機能を肩代わりする体外循環です。

昇圧剤や人工呼吸器では生命を維持することができない最重症の心不全や呼吸不全に対して、ECMOが心臓や肺を休ませることで、臓器機能の回復を促すことができます。ECMOは経験を積んだ多職種での管理が求められ、ECMO管理に習熟した施設に症例を集約化させることで更なる救命率向上に繋がります。

ECMO

当ECMOセンターの特徴

当ECMOセンターは、海外のECMOセンターや福岡大学病院ECMOセンターで修練を積んだ複数の医師が在籍しており、多職種で高いレベルのECMO管理を維持しております。

当センターは治療に難渋するECMO適応の患者さんを積極的に受け入れます。また、ECMO搬送体制を整えており、搬送が困難と判断された症例でも当センターのECMOチームが搬送を担当します。ECMO導入後の転院搬送も我々がお迎えに行きます。

それ以外にも、ECMOに関するご相談は何でもお引き受けします。

  • 重症心不全や呼吸不全に対して、ECMOの適応を相談したい。
  • 心肺停止に対してECMO (PCPS)を導入した後の継続加療をお願いしたい。
  • 呼吸不全に対するECMOの経験が乏しく、管理が難しい。
  • ECMOを導入したが、合併症に難渋している。
  • 院内勉強会や講演をお願いしたい。
ECMO

当ECMOセンターまで、お気軽にお問合わせください。
098-888-0123(代表) 救急科 星野もしくはリーダーまで
nmcer99@yahoo.co.jp
医療機関向け“ECMOホットライン”の電話番号は直接お問い合わせください。

循環不全に対する当センターのECMO適応基準

  • 日常生活動作自立(明確な年齢制限なし)
  • 昇圧剤に反応しない心原性ショック

※末梢循環不全による敗血症性ショックは基本的にECMOの適応外となります。

呼吸不全に対する当センターのECMO適応基準

  • 日常生活動作自立(明確な年齢制限なし)
  • 低酸素血症 (PaO2/FiO2比<100)
  • 高二酸化炭素血症(PaCO2>80、pH<7.2)
  • 人工呼吸管理が難しい程の高度なエアリーク状態

※人工呼吸管理7日間以上、悪性腫瘍などの不可逆的な臓器障害は、基本的にECMOの適応外となります。

上記の適応条件を全て満たさなくても構いません。ECMOのご相談があれば、お気軽にご連絡ください。

ECMO搬送

人工呼吸器での搬送が難しい程に呼吸状態が不安定な場合は、当センターのスタッフが紹介元病院まで出向き、ECMOを導入した上で患者さんを搬送する“ECMO搬送”にも対応しています。
紹介元病院ですでにECMOが導入されている患者さんの転院搬送の場合も、我々がお迎えに行きます。

救急車

ECMO患者の転院をご希望の際は、お気軽にご連絡ください。
098-888-0123(代表) 救急科 星野もしくはリーダーまで
医療機関向け“ECMOホットライン”の電話番号は直接お問い合わせください。

リクルート

当センターの特徴は以下の通りです。

  • 年間30例以上の豊富なECMO症例
  • ECMOの導入から管理まで基本的に救命救急センター管理
  • 心臓ECMO、呼吸ECMO、小児ECMOなど全てのECMO患者を学べる環境
  • 陸路搬送から空路搬送まで多様なECMO搬送の経験
  • 日本と海外のECMOセンターで学んできた指導医による教育体制
集合写真

沖縄でECMOを学びたい“ECMO好きの医療従事者”を積極的に受け入れております。
見学、短期研修、就職について、お気軽にお問い合わせください。
nmcer99@yahoo.co.jp