新生児内科（NICU）

特　色

総合周産期母子医療センターに指定され、小児に関わる内科系・外科系の専科が揃っていることや成人部門も充実していることから、幅広い周産期症例に対応できます。重症患者の新生児搬送を担っており、近隣から300km離れた離島まで搬送に伺い、島嶼県沖縄の地域医療を支えております。日本周産期・新生児医学会新生児研修機関施設として認定され、小児科・新生児内科医の育成に力を入れています。　

専攻医の1日

6:30	プレ回診・採血
7:30	小児科研修医向けの講義
8:30	回診、入院患者の処置や検査、新たな出生や搬送される病的新生児/正常新生児への対応、帝王切開手術の児受け、正常１ヶ月健診、予防接種外来などを担当
17:00	夕回診

勤務体系

平日は朝6時半から18時ごろまで、当直明けは正午までです。
月４回、スタッフとともにN I C U・G C U病棟の当直があります。
希望される方はオンコールにつけることもできます。

週間スケジュール

	午前	午後
月	GCU総回診 (co-medicalスタッフも含めた回診)	1ヶ月健診
火	周産期カンファレンス
水	抄読会
木	NICU総回診 (co-medicalスタッフも含めた回診)	予防接種外来
金	スタッフレクチャーなど

休日は朝7時半に出勤、朝の採血や回診に参加し正午ごろにサインオフ。
週1日完全オフの日を設けており、メリハリのある研修が可能です。

指導医の体制

スタッフと一緒に入院患者を担当、およそ5-10例程度の担当医となります。
マンツーマンでスタッフの指導のもと、経験・習得すべき症例や手技にトライしていただきます。
分娩や帝王切開の立ち会い、新生児の救急車・ヘリ搬送、院内外の乳児検診、予防接種などスタッフと一緒に参加します。

主要な疾患

早産・低出生体重児、新生児呼吸不全、脳低温療法が必要な重症新生児仮死、染色体異常などの先天性疾患、複雑心奇形や不整脈などの循環器疾患、脳神経外科疾患、小児外科疾患、血液透析や血液浄化療法を要する先天性代謝疾患や重症敗血症、血液腫瘍科、腎臓科、内分泌科、泌尿器科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、歯科口腔外科、皮膚科など他科連携が必要な疾患が、沖縄全土・鹿児島の一部離島・米軍基地から搬送されてきます。

診療実績

NICU：18床、GCU：24床
2020年　年間入院数：448例（内訳は下記の表参照）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

1000g　超低出生体重児	39例
1000-1500g　極低出生体重児	33例
1500-2500g　低出生体重児	152例
在胎 22-23週	8例
在胎 24-27週	32例
在胎 28-30週	21例
在胎 31-33週	34例
在胎 34-36週	106例
先天性心疾患	90例
多胎児(双胎・品胎)	67例
消化器疾患	23例
脳神経外科疾患	13例
腎・泌尿器疾患	11例
染色体異常	19例

スタッフ紹介

大城達男 (おおしろたつお)

性別	男
職位	新生児内科部長
出身大学	琉球大学
認定医・専門医など	医学博士日本小児科学会小児科専門医・指導医日本周産期・新生児医学会周産期専門医・指導医（新生児）日本新生児成育医学会代議員日本周産期新生児医学会評議員
専門分野	新生児

大庭千明 (おおばちあき)

性別	女
職位	新生児内科副部長
出身大学	琉球大学
認定医・専門医など	日本小児科学会小児科専門医・指導医日本周産期・新生児医学会周産期専門医（新生児） NCPRインストラクター
専門分野	新生児

名嘉山興隆 (なかやまおきたか)

性別	男
職位	小児科医長
出身大学	九州大学
認定医・専門医など	日本小児科学会小児科専門医日本周産期・新生児医学会周産期専門医（新生児）
専門分野	新生児

下地良和 (しもじよしかず)

性別	男
職位	小児科医長
出身大学	琉球大学
認定医・専門医など	日本小児科学会小児科専門医日本周産期・新生児医学会周産期専門医（新生児） NCPRインストラクター
専門分野	新生児

関聡子 (せきさとこ)

性別	女
職位	小児科医師
出身大学	富山大学
認定医・専門医など	日本小児科学会小児科専門医日本周産期・新生児医学会周産期専門医（新生児） NCPRインストラクター
専門分野	新生児

福里勇人 (ふくざとはやと)

性別	男
職位	小児科医師
出身大学	琉球大学
認定医・専門医など	小児科医新生児内科医 NCPRインストラクター
専門分野	新生児