小児神経内科・こころ科

特 色

 当科では、小児神経筋疾患及び、公認心理師と共に神経発達症(発達障害)、心身症の診療を行います。検査設備は脳・脊髄MRI、デジタル脳波、末梢神経伝導検査、SPECTなどがあります。
 当センターは小児救命救急センター、総合周産期センターで一次から三次までの医療を担っており、後期研修医、小児総合診療科はじめ各診療科と連携して診療にあたっております。また、各種学会、研究会等で積極的に発表を行っております。  当院は、小児神経専門医研修認定施設にも指定されています。
 

専攻医の1日

 外来診療に陪席し、病歴聴取や診察手技を学びます。またマンツーマンでのハンズオンにて脳波判読、神経伝導検査の手技を習得します。主な小児神経疾患、神経発達症についてのレクチャーを受講します。
 

外来診療日程

                                                                               
 
午前 松岡 剛司 松岡 剛司 松岡 剛司
午後 松岡 剛司 松岡 剛司 松岡 剛司
 

指導体制

 小児神経専門医によるマンツーマン体制                                      
 

主な疾患

2019年度
小児神経関連疾患 精神発達関連疾患
錯乱型片頭痛 2例 自閉スぺクトラム症(ASD) 20例
けいれん重積型(二相性)急性脳症 4例 注意欠如多動症(ADHD) 8例
小児脳梗塞 2例 ASD+ADHD 19例
可逆性脳梁膨大部病変を有する軽症脳炎・脳症(MERS) 2例 言語発達遅滞 3例
多発性筋炎 1例 不安神経症 1例
急性散在性脳脊髄炎(ADEM) 1例    
可逆性脳血管攣縮症候群 1例    
Dravet症候群 2例    
福山型筋ジストロフィー 1例    
低酸素性虚血性脳症(RSウィルス感染後) 1例    
West症候群 5例    
Charcot-Marie-Tooth病 2例    
軟膜メラノーマ 1例    
Joubert症候群 1例    
てんかん 多数    

2020年度
小児神経関連疾患 精神発達関連疾患
West症候群 9例 自閉スぺクトラム症(ASD) 11例
難治頻回部分発作重積型急性脳炎(AERRPS) 1例 注意欠如多動症(ADHD) 6例
もやもや病 4例 ASD+ADHD 3例
脳動静脈奇形 1例 言語発達遅滞 10例
Ullrich型先天性筋ジストロフィー 1例 不安神経症 3例
特発性頭蓋内圧亢進症 1例    
結節性硬化症 1例    
静脈同血栓症 1例    
可逆性脳血管攣縮症候群 1例    
重症筋無力症 1例    
可逆性後頭葉白質脳症(PRES) 1例    
HHV6急性脳症 1例    
てんかん 多数    
 

診療実績

  2019年度 2020年度
延外来患者数 2004人 1949人
新規患者数 88人 57人
コンサルト数 97人 88人
 

スタッフ紹介

松岡 剛司(まつおか つよし)

                                                    
職位 小児神経科・こころ科副部長
経歴 2002年 自治医科大学医学部医学科卒業
香川県立中央病院にて初期研修
2004年 沖縄県立中部病院にて離島派遣前研修
2005年 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター付属北大東診療所勤務
2007年 香川県土庄町国民健康保険 土庄中央病院 小児科勤務
2009年 岡山大学医学部付属病院小児神経科にて外来研修
2010年 香川大学医学部総合周産期母子医療センター新生児部勤務
2011年 現職
(2013年 東京都立小児総合医療センター児童思春期精神科 短期レジデント)
認定医・専門医など 日本小児科学会小児科専門医・指導医
日本小児神経学会小児神経専門医
日本小児精神神経学会小児精神神経学会認定医
子どものこころ専門医
Harvard Medical School ICRT 修了
所属学会 日本小児科学会、および沖縄小児科学会
日本小児神経学会
日本てんかん学会
日本小児心身医学会
日本小児精神神経学会
専門分野 小児一般
小児神経
神経発達症
心身症
コメント 私は岡山大学小児神経科外来での研修を終え、小児科専門医および小児神経専門医資格を得ました。
またこころ科として、子どものこころ専門医、小児精神神経学会認定医でもあります。
一般的な小児神経疾患のほかに、公認心理師と協力して、神経発達症や不登校、摂食障害など、こころや行動に問題を抱えた子供たちのケアも行っています。
 
医師募集
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