外科

初期研修1年目

1.目標

  1. プライマリ・ケアに必要とされる基本的な外科的診療能力を1年目に割り当てられる3ヵ月間でできるだけ習得する
      1. 患者への医療面接ができる
      2. カルテ記載ができる
      3. 受け持ち患者に対し、基本的検査を計画、その結果を説明できる
      4. 看護師等の医療スタッフ、同僚医師や上級医と良好なコミュニケーションを取りチーム医療を実践できる
      5. 医の倫理に配慮し、患者、家族に対し適切な態度と習慣を身につける
      6. 看護師、パラメディックスとの適切なコミュニケーションができる
      7. 生涯学習を行うための方略の基本を習得する

2.経験すべき目標

  1. 検査
    1. 血算、血液生化学の解釈ができる
    2. 心電図の実施、解釈ができる
    3. 動脈血採血を経験、血液ガス分析、解釈ができる
    4. 呼吸機能検査の解釈ができる
    5. 超音波検査の実施、解釈ができる
    6. 内視鏡検査 適応の判断と解釈を経験する
    7. 造影レントゲン検査、適応の判断と解釈を経験する
    8. CT、MRI、核医学検査、適応と解釈を経験する
  2. 基本的手技
    1. 末梢静脈ラインの確保
    2. 中心静脈ラインの確保
    3. バッグマスク人工呼吸
    4. 気管内挿管
    5. 胸腔穿刺
    6. 腹腔穿刺
    7. 導尿法、膀胱留置カテーテル挿入
    8. 胃管挿入と管理
    9. 局所麻酔と簡単な皮膚縫合術
    10. 創部の処置
    11. 簡単な切開、排膿術
  3. 基本的治療法
    1. 入院患者の療養指導(安静度、食事、排泄など)
    2. 輸液法(維持、補充、補正)を理解・習得する
    3. 輸血法の習得

3.その他

 

初期研修2年目

1.目標

2年目は、研修医の希望により2−6ヵ月間の外科系研修を受けることができ、内容的には1年目の研修より外科患者に対する検査、治療計画、手術等へのより積極的、主体的な関与を習得する。さらに外科的手技についても、指導医のもとにより広い範囲の手技をまかされることとなる。

2.経験すべき目標

  1. 検査
    1. 血算、血液生化学の解釈ができる
    2. 心電図の実施、解釈ができる
    3. 動脈血採血を経験、血液ガス分析、解釈ができる
    4. 呼吸機能検査の解釈ができる
    5. 超音波検査の実施、解釈ができる
    6. 内視鏡検査 適応の判断と解釈を経験する
    7. 造影レントゲン検査、適応の判断と解釈を経験する
    8. CT、MRI、核医学検査、適応と解釈を経験する
  2. 基本的手技
    1. 末梢静脈ラインの確保
    2. 中心静脈ラインの確保
    3. バッグマスク人工呼吸
    4. 気管内挿管
    5. 胸腔穿刺
    6. 腹腔穿刺
    7. 導尿法、膀胱留置カテーテル挿入
    8. 胃管挿入と管理
    9. 局所麻酔と簡単な皮膚縫合術
    10. 創部の処置
    11. 簡単な切開、排膿術
  3. 基本的治療法
    1. 入院患者の療養指導(安静度、食事、排泄など)
    2. 輸液法(維持、補充、補正)を理解・習得する
    3. 輸血法の習得

3.その他

 

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