形成外科

形成外科 専攻医研修プログラム

1.プログラムの目標

美ら島形成外科研修プログラム

2.プログラムの特徴

卒後2年間は、当院臨床研修管理委員会の定めるカリキュラムに沿って研修し、3年目以降(専門医研修プログラム)においては、形成外科を中心とした研修を受ける。希望により3、4年目(専門医研修1、2年目)に一般外科等関連各科の研修を取り入れることも可能で、形成外科の研修を継続することができる。現在、形成外科常勤医は1名で、一般外科研修を終え日本外科学会認定医資格を取得している。

3. 指導医紹介

西関 修 

職位 小児形成外科部長
出身大学 1990年 名古屋大学卒
所属学会 日本形成外科学会専門医、指導医
日本形成外科学会皮膚腫瘍外科指導専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医
日本形成外科学会小児形成外科分野指導医
臨床研修指導医
指導医略歴 1990年 名古屋大学医学部卒
1990年 沖縄県立中部病院 外科研修医
1994年 沖縄県立北部病院 外科
1995年 名古屋大学形成外科
1999年 静岡済生会総合病院形成外科
2002年~ 沖縄県立中部病院 形成外科
2005年 The Hospital for Sick Children(トロント・カナダ)小児形成外科クリニカルフェロー
2007年 The Hospital for Sick Children 
小児頭蓋顔面外科クリニカルフェロー
2007年7月~ 現職
 

フィッツジェラルド愛子 

職位 形成外科医長
出身大学 2004年 関西医科大学卒
所属学会 日本形成外科学会専門医・指導医
指導医略歴 2004年 関西医科大学卒
2004年 沖縄県立中部病院 外科研修医
2008年 沖縄県立中部病院 形成外科
2010年〜 出産、育児のため休職
2015年 沖縄県立中部病院 形成外科
2021年〜 現職

石田 有宏 

職位 形成外科医師
出身大学 1983年 三重大学卒
所属学会 日本形成外科学会専門医・指導医
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医
日本手外科学会専門医
日本美容外科学会教育専門医
日本形成外科学会皮膚腫瘍外科指導専門医
日本形成外科学会小児形成外科分野指導医
AOCMF Japan delegate、医学博士
指導医略歴 1983年 三重大学医学部卒業
1983年 沖縄県立中部病院外科研修
1987年 沖縄県立八重山病院外科医師
1990年 沖縄県立中部病院外科医師
1990年7月〜1992年6月 米国オレゴン医科大学(OHSU)形成外科臨床研修
1992年7月 沖縄県立中部病院形成外科医師
1998年4月〜1998年7月米国UCLA 頭蓋顎顔面外科臨床研修
2000年4月 沖縄県立中部病院形成外科部長
2019年4月 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター形成外科部長
2023年3月 退職
2024年4月〜臨時任用職員(常勤)

4.研修内容

  1. 各年次研修内容

    【卒後3~4年目:形成外科専攻医研修1~2年目】
    植皮、局所皮弁、瘢痕拘縮の手術、骨・軟骨移植の手術手技を学びながら、形成外科で扱う各種組織(素材)についての知識の習得に努める。肥厚性瘢痕・ケロイドの診断と治療、皮膚軟部腫瘍の診断と治療について学ぶ。内シャント作成術にて末梢血管外科の基本を学び、形成外科における皮弁挙上、マイクロサージャリーによる組織移植術習得の基礎を作る。顔面・四肢を含む外傷患者および熱傷患者の初期治療にあたり、創傷処置手術適応の実際を学ぶ。週1回外来患者の診察、処置に当たる。形成外科学会地方会などで演題発表する。

    ※手術は基本的に助手としての参加から始め、部分的に術者として手術を行い、徐々に分担を増やすことで手術全体の流れを習得する様に努める。

    【同5年目:専攻医研修後半~】
    手足や耳介の先天異常、唇顎口蓋裂の手術、筋皮弁、穿通枝皮弁などの適応・手術手技を修得する。また、末梢血管障害や糖尿病などに伴う難治性潰瘍、褥瘡などの治療について学び、指導医の助言のもとで、方針決定などを自ら行えるようにする。形成外科学会総会や関連全国学会などで演題発表し、学術論文を作成する。

    ※指導医による補助のもと、基本的に術者として手術に望む。

    【同6年目: 】
    遊離組織移植などマイクロサージャリーを用いた再建手術手技を修得する。整容外科手技について基本を学ぶ。さらに専門性の高い分野についての知識の取得に勤め、その後のキャリアを見据えて研修が終了できるように勤める。

  2. 週間スケジュール
    1. 成人外来:火・金曜日全日
    2. 小児外来:火・金曜日午後
    3. 手  術:月・水は全麻(全日)木は局麻手術(午後のみ)
      1. 朝のカンファランス(7:30~8:30):
        月・水曜日 外科と合同で回診,各種カンファランス
        火・木曜日 形成外科論文抄読会、基礎的教科書(英文)の輪読
        金曜日 当院と県立中部病院合同術前症例検討会 (英語でのプレゼンテーションを基本とする)
        (場所:第1.3当院、第2.4中部病院にて、第5のある月は休み)

5.獲得可能資格

初期臨床研修含め計6年の形成外科研修で形成外科学会専門医の受験資格取得が可能

6.連携施設および地域医療研修施設

【連携施設】
沖縄県立中部病院
九州大学病院
医療法人こころ満足会 形成外科KC
琉球大学病院
九州がんセンター
鳥取大学医学部附属病院
名古屋大学医学部附属病院

【地域医療研修施設】
沖縄県立北部病院
沖縄県立八重山病院
沖縄県立宮古病院

7.採用人数

3名