小児血液・腫瘍内科

  1. 小児血液・腫瘍内科

特 色

 小児疾患の中で血液疾患および小児がんの診療を専門に行う科です。これらの疾患は小児の病気の中でも生命に係わるものばかりであり高度専門医療が必要とされます。当科は琉球大学骨髄移植センターとも連携しており、病児に対して最善の治療を常に追求しています。血液・腫瘍内科の治療は日々進化しており、治療によって患者さんの状態が劇的に改善することもあり、とてもやりがいのある分野です。
 

 

専攻医の1日

7:00-7:30 採血
8:30-9:00 朝回診
回診後は指示出しや抗がん剤の投与, 髄注・骨髄検査など
12 :00-12:30 みんなで昼食
13:00-16:00 抗がん剤投与、検査など
(空いた時間にレクチャー等)
16:00-16:30 夕回診
17:00 当直申し送り
 

 

指導体制

 指導医のもとで血液腫瘍の症例を担当し、診察・検査(採血、骨髄穿刺、腰椎穿刺、画像など)とその評価・診断や治療について学ぶ。
 

 

主要な疾患

<小児血液疾患>
貧血、再生不良性貧血、好中球減少症、血小板減少症、血友病、免疫不全症など

<小児がん>
白血病、悪性リンパ腫、神経芽腫、脳腫瘍など
 

 

診療実績(2006年4月~2021年7月)

◇腫瘍性疾患
①急性リンパ性白血病 110例
②急性骨髄性白血病 23例
③慢性骨髄性白血病 5例
④非ホジキンリンパ腫 17例
⑤ホジキンリンパ腫 3例
⑥若年性骨髄単球性白血病 5例
⑦ランゲルハンス細胞組織球症 10例
⑧脳腫瘍 43例
⑨神経芽腫 25例
⑩腎腫瘍 12例
⑪胚細胞性腫瘍 5例
⑫肝腫瘍 8例
⑬網膜芽細胞腫 2例


◇血液疾患・免疫不全症
①血小板減少紫斑病 52例
②再生不良性貧血 12例
③重症先天性好中球減少症 3例
④寒冷凝集素症 1例
⑤血球貪食症候群 19例
⑥一過性骨髄異常増殖症 18例
⑦サラセミア 3例
⑧巨赤芽球貧血 1例
⑨G-6PD欠損症 1例
⑩慢性肉芽腫症 2例
⑪Wiskott-Aldrich症候群 1例
⑫無ガンマグロブリン血症 2例
⑬先天性赤芽球癆 4例
⑭骨髄異形成症候群 2例
⑮血栓性血小板減少症 2例
⑯自己免疫性溶血性貧血 2例
⑰慢性活動性EBウイルス感染症 2例
⑱肺ヘモジデローシス 1例



 

スタッフ紹介

比嘉 猛(ひが たけし)

職位 小児科部長兼小児血液・腫瘍内科部長
出身大学
(卒業年度)
琉球大学(1995年)
認定医・専門医など 日本小児科学会小児科専門医・指導医
日本血液学会専門医・指導医

屋冝 孟(やぎ たけし)

職位 小児血液・腫瘍内科医
出身大学
(卒業年度)
琉球大学(2010年)
認定医・専門医など 日本小児科学会小児科専門医
日本血液学会専門医
がん治療認定医

玉城 倫(たましろ りん)

職位 小児血液・腫瘍内科医
小児科専門医
出身大学
(卒業年度)
鹿児島大学(2017年)
認定医・専門医など  

荒山 茜(あらやま あかね)

職位 小児血液・腫瘍内科医
出身大学
(卒業年度)
琉球大学(2019年)
認定医・専門医など  

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