感染症内科

特 色

当院の感染症内科は、”Med-Ped ID Program”、即ち成人と小児の感染症専門医資格を同一プログラムで得ることができる日本唯一の研修認定施設です。成人、小児ともに多様な感染症に遭遇することが出来ます。
成人の感染症からは、加齢その他の免疫不全が如何に感染症のリスクになり得るか、多様な医療関連性感染症を通じてリスク因子を学ぶことが出来ます。小児の感染症からは、免疫不全者を除いては比較的短期の入院加療期間で回復することから、抗菌薬が感染症診療にもたらす意義について再考する機会を得るでしょう。成人小児を問わず、患者背景を知ることで疾患ののみならず、患者自身そのものとその背景を知る機会を大事にしています。
 

専攻医の1日

救急室でのグラム染色所見の確認、細菌検査室でのPlate round, 血液培養陽性者への対応、コンサルテーション症例への迅速な介入、病歴と身体所見、塗抹所見、培養、MALDI-TOFやFilm array検査結果を踏まえての総合的な評価をもとに治療方針を吟味します。


 

勤務体系

各診療科とのカンファレンス(外科、脳神経外科、消化器内科などの各診療科)を通じて意思疎通を図り、抗菌薬適正使用に努めています。
抗菌薬適正使用チーム(AST)ならびに感染管理チーム(ICT)会議を毎週開催し、多職種によるチーム医療を実践しています。

 

指導医の体制

指導医2名(成人 成田 小児 張)で感染症に関する講義、ベットサイド教育を積極的に行っています。
 

主要な経験出来る病態と疾患

市中感染症、医療関連感染症、HIV感染症(拠点病院)、輸入感染症、亜熱帯地方に特有の疾患(レプトスピラ症、糞線虫症、つつが虫病など)インフルエンザ、COVID-19などの感染対策と治療、性感染症、梅毒(周産期、先天性梅毒含む)


 

スタッフ紹介

成田 雅 (なりた まさし)

職位 感染症内科部長
出身大学 岩手医科大学 医学部卒
認定医・専門医など 日本内科学会総合内科専門医
日本感染症学会専門医・指導医
Fellow of Infectious Diseases Society of America

張 慶哲 (ちょう よしあき)

職位 小児感染症内科医長
出身大学 大阪市立大学
認定医・専門医など 日本小児科学会小児科専門医・指導医
小児感染症指導医(専門医)
インフェクションコントロールドクター(ICD)
沖縄県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 委員