整形外科

整形外科 専攻医研修プログラム

1.プログラムの目標

日本整形外科学会の規程では、6年間の履修期間以降に専門医の受験資格が得られることになっている。(初期臨床研修後4年以上の専門研修を要する)当科は、琉球大学整形外科を基幹病院とした研修プログラムに、連携施設として参加している。

※1年目
I.運動器の基礎知識 II.診断基本手技 III.治療基本手技 IV.救急医療 VI.医療記録に関して履修する

※2年目
V.運動器疾患 VII.研究・発表能力を中心に履修し、3年目以降はそれぞれ自分の関心の高い領域の疾患について履修する

2.プログラムの特徴

整形外科疾患は圧倒的に慢性疾患が多いが、当院外来でもその傾向に変わりはない。その中から、手術の適応を選択する技能を磨くのが大切である。一方、手術例から見ると6割以上が骨折を中心とする救急疾患で占められている。当院がいかに救急医療に携わっているかを示している。

また、脊椎脊髄疾患の診断治療、人工関節置換などの関節疾患の診断治療も研修できる。全国でも小児整形外科疾患の研修を受けることのできる施設は限られており、当院では小児整形外科の疾患も数多く幅広く研修できる事も特徴となっている。

3.指導医

粟国敦男
(あぐに あつお)
整形外科部長
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
我謝猛次
(がじゃ たけつぐ)
整形外科副部長
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会指導医
金城 健
(きんじょう たけし)
小児整形外科副部長
日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日仏整形外科学会交換研修委員
他 医員  
大石央代
(おおいし てるよ)
整形外科医師

4.研修内容

  1. 研修内容
    骨折、脱臼、靱帯損傷、神経損傷、脊髄損傷、軟部組織損傷など外傷患者の診療、保存治療 手術治療
    良く見る変性疾患の診断手術治療、保存治療(ブロック・理学療法)症例報告など学会報告、
    初期研修医の指導
  2. 週間スケジュール
    月曜日 (7:30~8:00) レントゲンカンファレンス
    火曜日 (7:30~8:20) リハビリ部門との合同回診カンファレンス 術前検討会
    水曜日 (7:45~8:15) モーニングジャーナルクラブ
    木曜日 (7:30~8:00) 術前カンファレンス
    金曜日 (7:30~8:00) レントゲンカンファレンス

    ※月・水・金は8:30より外来1~2診
    ※月・火・水・木・金の毎日手術
    ※毎月 第2土曜日は中部療育医療センターでの症例検討会

  3. 年間スケジュール
    1. 沖縄県関節外科研究会(年2回)
    2. 沖縄県脊椎外科研究会(年3回)
    3. 沖縄小児整形外科症例検討会(年2回)
    4. 沖縄県整形外科医会(月1回,年10回)
    5. 各種学会研修又は報告(年2~3回)
    6. 小児発達センターとのリゾトミー検討会(年3回)

5.獲得可能資格

当院は、日本整形外科学会の研修指定病院
整形外科専門医、日本整形外科学会指定スポーツ専門医、リュウマチ専門医、脊椎脊髄病専門医などの受験資格が得られる

6.連携施設及び科

沖縄小児発達センター(沖縄市)で脳性麻痺児等の術前検討会(月1回・粟國医師・金城医師)

7.採用人数

1名