令和元年度 南部医療センタ・こども医療センタ 病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 2785 658 454 659 576 685 1208 1239 1112 306
年齢階級別に退院患者数を示しています。当院は、こども部門と成人部門の機能を持っており、こどもから大人まで幅広い患者の診療にあ
たっています。
許可病床数は434床(小児病床108床)で、高度急性期・急性期病院として位置付けられています。
診療の特徴として、胎児期から成人までを対象とし、広い領域の疾患に対応する事が可能な高度で多機能な病院です。
少子高齢化社会において、こどもから大人まで、継続した医療サービスの提供を行っています。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
総合内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040100xxxxx00x 喘息　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 41 4.24 6.64 9.76 22.78
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 41 16.78 20.84 19.51 80.37
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症　手術なし　定義副傷病 なし 35 11.03 12.58 11.43 60.66
010230xx99x00x てんかん　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 31 2.87 7.10 9.68 42.94
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）　定義 副傷病　なし 21 5.28 6.19 4.76 16.90
総合内科では、全DPC疾患の平均年齢を見ても、幅広い年齢層に対応していることがわかります。
総合内科では特定の臓器疾患に偏らず、患者様の精神状態、心理状態、そして社会状況にも目を向け、高齢化社会に伴い多臓器にわたる疾患の治療を行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　手術・処置等１ １あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 147 3.42 3.01 0.68 67.51
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等　手術・処置等１ なし、１,２あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 88 7.92 4.40 1.14 69.09
050130xx99000x 心不全　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 63 20.27 17.71 7.94 75.44
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　手術・処置等１ ２あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 44 4.07 3.15 2.27 68.00
050130xx9910xx 心不全　手術なし　手術・処置等１ １あり　手術・処置等２ なし 27 17.33 15.15 0.00 72.78
循環器内科の平均在院日数は、全国の平均在院日数と比べてやや長くなっています。
重症の症例が多い傾向にあり、重症化するとさまざまな多臓器合併症を伴うことが多く、全身管理を含めて重症疾患を総合的に対応しています。
虚血性心疾患の治療はPCI・ロータブレーターを始め、心臓血管外科手術を含めて対応可能です。
心不全に対してはIABP、PCPS、VADを含めた重症心不全の治療が可能です。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）　内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術　定義副傷病 なし 94 2.26 2.63 0.00 66.10
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎　限局性腹腔膿瘍手術等　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 52 12.12 9.79 9.62 71.85
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症（その他良性疾患）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 24 9.29 7.42 0.00 69.58
060130xx02000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症（その他良性疾患）　内視鏡的消化管止血術等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 24 11.08 8.73 8.33 64.17
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　その他の手術あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 23 10.83 10.25 0.00 73.43
消化器内科の上位疾患は、小腸大腸の良性疾患、次いで胆管（肝内外）結石、胆管炎となっています。
肝癌など重症度の高い症例や処置を要する症例が多く、緊急での超音波内視鏡や内視鏡的治療を積極的に行っており、ERCP関連手技を必要とする症例も多く対応しています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし 21 16.10 9.59 0.00 65.43
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 20 15.60 20.84 20.00 77.05
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 18 15.67 13.61 0.00 81.89
040100xxxxx00x 喘息　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 16 5.56 6.64 0.00 57.00
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１ あり　手術・処置等２ なし 15 3.67 3.34 0.00 68.73
呼吸器内科の上位DPC平均在院日数は、全国の平均在院日数に比べやや長めとなっています。平均年齢が高く、合併症により重症化する症例が多い傾向にあります。
呼吸器感染症（細菌性肺炎など）、びまん性肺疾患（間質性肺炎など）、アレルギー疾患（気管支喘息など）、慢性閉塞性肺疾患（喫煙で生じる慢性気管支炎・肺気腫など）、悪性腫瘍（肺癌など）の診療を行っています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし　発症前Rankin Scale 0、1又は2 46 25.13 16.13 28.26 67.70
010160xx99x00x パーキンソン病　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 23 14.96 17.72 4.35 71.87
010230xx99x00x てんかん　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 16 14.19 7.10 25.00 50.75
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし 14 22.43 15.90 7.14 49.00
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 11 20.64 20.84 27.27 73.64
神経内科では、主に脳卒中、けいれん性疾患（てんかんなど）、パーキンソン病などの神経変性疾患、ジストニアなどのボツリヌス治療、筋萎縮や筋力低下をきたす神経免疫性疾患などを診療しています。
DPC上位である脳梗塞については、全国の平均在院日数に比べ長い傾向にあります。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし 23 12.22 15.79 0.00 69.78
130030xx99x30x 非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２ ３あり　定義副傷病 なし 21 21.10 16.50 9.52 67.43
130030xx97x3xx 非ホジキンリンパ腫　手術あり　手術・処置等２ ３あり 20 45.50 32.20 15.00 65.25
130010xx97x2xx 急性白血病　手術あり　手術・処置等２ ２あり 15 38.53 39.36 6.67 45.13
130030xx99x00x 非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 14 28.00 9.76 21.43 78.07
造血器悪性腫瘍(各種白血病､悪性リンパ腫､多発性骨髄腫など)を中心に、再生不良性貧血・骨髄異形成症候群などの貧血や、特発性血小板減少性紫斑病などの血小板減少などを診療しています。
DPC上位疾患の非ホジキンリンパ腫については、全国の平均在院日数よりも短い在院日数となっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060150xx03xxxx 虫垂炎　虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 43 4.12 5.45 0.00 28.53
060330xx02xxxx 胆嚢疾患（胆嚢結石など）　腹腔鏡下胆嚢摘出術等 26 5.58 6.37 0.00 58.54
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等　腹腔鏡下胆嚢摘出術等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 21 7.43 7.13 14.29 62.90
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 19 7.63 8.89 10.53 68.32
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上）　ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 16 5.63 4.85 6.25 73.12
外科では、消化器系のDPCコードが上位を占めています。当科では腹腔鏡下の肝、胆、消化器癌に加えて呼吸器系の肺癌の手術や治療も行っています。
外科救急疾患や一般外科領域における高リスク症例の手術も行っています。また、外傷に対する救命・集中治療の役割も果たしています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等 64 23.66 25.94 70.31 81.16
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）　手術なし　定義副傷病 なし 32 20.41 19.40 43.75 80.91
010310xx97x0xx 脳の障害（その他）　手術あり　手術・処置等２ なし 25 11.56 20.39 4.00 10.48
070430xx01xxxx 神経異栄養症、骨成長障害、骨障害（その他）　骨部分切除術等 24 4.46 5.29 4.17 20.46
160740xx01xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼　骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿等　定義副傷病 なし 11 5.00 5.59 9.09 29.73
整形外科では、股関節・大腿近位骨折が一番患者数が多く、次いで患者数が多い胸椎、腰椎骨折損傷とともに平均年齢が高くなっています。
また、合併症の予防、早期離床、早期リハビリを目的にできる限り早めに手術を行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 25 18.28 18.81 36.00 61.48
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 20 8.85 7.34 20.00 43.00
010040x101x1xx 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10以上）　脳血管内手術+脳動静脈奇形摘出術等　手術・処置等２ あり 19 35.05 39.27 63.16 55.32
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤　手術なし　手術・処置等１ あり　手術・処置等２ なし 18 4.78 3.01 5.56 64.22
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫　慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 14 12.93 11.86 21.43 75.29
脳神経外科では、出血性脳卒中の非外傷性頭蓋内血腫、外傷による頭蓋・頭蓋内損傷といったDPCが上位にきております。
小児の分野においてもNICUや産科からの未熟児や新生児のいろいろな先天性脳疾患や未熟児脳室内出血の治療、小児の脳腫瘍、脳血管障害（特にモヤモヤ病）および頭部外傷の治療において小児の特性に合った治療を行っています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx01x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等　手術・処置等２ １あり　定義副傷病 なし 26 25.65 28.02 7.69 67.35
050080xx01010x 弁膜症（連合弁膜症を含む。）　ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ １あり　定義副傷病 なし 19 20.58 23.77 5.26 64.37
050161xx97x10x 解離性大動脈瘤　その他の手術あり　手術・処置等２ １あり　定義副傷病 なし 16 27.81 27.88 12.50 69.50
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　動脈形成術、吻合術　その他の動脈等　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 14 6.36 8.48 7.14 68.21
050170xx02000x 閉塞性動脈疾患　血管移植術、バイパス移植術等　処置１　なし　処置２　なし　定義副傷病　なし 11 17.73 16.61 0.00 72.73
心臓血管外科では、解離性大動脈瘤、非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤が上位DPC疾患となっています。
解離性大動脈瘤の在院日数は全国平均よりやや長くなっています。
弁膜症や冠動脈疾患を含む心臓疾患はもちろんのこと、膝下の末梢血管病変から大動脈解離などの大血管疾患までほぼすべての成人心臓血管外科疾患に対応しています。また、増加傾向にある成人先天性心疾患の治療にも対応しています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）　皮膚悪性腫瘍切除術等　手術・処置等２ なし 13 4.08 7.90 0.00 81.69
080010xxxx0xxx 膿皮症　手術・処置等１ なし 10 10.70 12.55 0.00 37.00
180060xx97xxxx その他の新生物　手術あり - - 6.39 - -
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）　その他の手術あり　手術・処置等１ なし - - 4.67 - -
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物　皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等　手術・処置等１ なし - - 4.01 - -
皮膚科では、皮膚の悪性腫瘍や膿皮症が上位DPC疾患となっており、皮膚の悪性腫瘍については平均年齢が高く、在院日数は全国平均よりやや短くなっております。また、皮膚腫瘍(良性、悪性共に)に対する外科的治療を得意としています。
放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍（脊椎を除く。）　手術なし　手術・処置等２ ２あり 13 14.31 22.54 46.15 64.31
040040xx9902xx 肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ２あり - - 22.92 - -
060040xx99x2xx 直腸肛門（直腸Ｓ状部から肛門）の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２ ２あり - - 23.75 - -
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　その他の手術あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし - - 10.25 - -
050200xx97xxxx 循環器疾患（その他）　手術あり - - 9.77 - -
放射線科では、骨や肺などの悪性腫瘍、循環器疾患がDPC上位疾患にきています。
放射線科は、画像診断・IVR（侵襲的放射線療法）・放射線治療が診療の3本柱です。
IVRについては、外傷や産科出血などの救急疾患に対する強力な治療手段であり、とくに当院は県南部地区の高次救急の要であることから急患に迅速に対応しています。
また、2016年10月より新治療装置(エレクタ社製バーサHD)を導入したことに伴い、放射線治療の制度が高くなりより良い放射線治療を提供しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020150xx97xxxx 斜視（外傷性・癒着性を除く。）　手術あり 124 2.97 3.17 0.00 11.90
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患　手術あり　片眼 74 2.00 2.78 0.00 72.45
100140xx99x00x 甲状腺機能亢進症　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし - - 10.91 - -
020370xx99xxxx 視神経の疾患　手術なし - - 10.85 - -
160250xxxx0xxx 眼損傷　手術・処置等１ なし - - 4.69 - -
眼科では、斜視や白内障のDPC疾患が上位にきており、斜視については平均年齢が低く、対象が小児となっていることが分かります。
当院の性格上、未熟児、新生児、小児病床が多く、先天性疾患や全身疾患を有する症例への対応が求められます。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 57 6.88 6.80 0.00 48.32
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 54 9.30 7.80 0.00 19.28
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎　手術なし 52 5.48 5.45 0.00 38.27
030430xx97xxxx 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞　手術あり 39 1.08 3.16 0.00 4.72
030440xx02xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫　鼓膜形成手術 31 3.26 3.52 0.00 42.26
耳鼻咽喉科では、慢性副鼻腔炎、扁桃、アデノイドの慢性疾患、扁桃周囲膿瘍といった疾患がDPC上位疾患となっています。
平均年齢を見てみると、滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞では低く、その他では10～40代となっており、幅広い年齢層に対応し診療していることが分かります。
平均在院日数については、全国平均と同程度となっております。
腎・リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症　手術なし　定義副傷病 なし 10 16.90 12.58 20.00 75.70
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし - - 20.84 - -
180010x0xxx0xx 敗血症（1歳以上）　手術・処置等２ なし - - 19.29 - -
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１ あり　定義副傷病 なし - - 7.00 - -
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害　手術なし - - 9.96 - -
腎・リウマチ科のDPC疾患上位は、腎臓または尿路の感染症や慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全となっています。上位疾患は、平均年齢もやや高めとなっています。
近隣の病院や開業医の先生方から年間多くの腎臓病やリウマチ・膠原病の紹介を受けており、救急病院のため飛び込みの症例も多数あります。母子医療センターとの連携で、腎臓病、膠原病の妊娠の出産に関わることが多いのも当科の特徴です。
産科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常　子宮全摘術等 81 12.23 9.66 1.23 34.21
120170xx01x0xx 早産、切迫早産　子宮破裂手術等　手術・処置等２ なし 57 34.40 29.08 1.75 33.05
120170xx99x0xx 早産、切迫早産　手術なし　手術・処置等２ なし 54 28.44 19.06 14.81 29.26
120180xx99xxxx 胎児及び胎児付属物の異常　手術なし 38 18.29 6.69 10.53 29.76
120260xx01xxxx 分娩の異常　子宮破裂手術等 35 8.91 9.53 0.00 35.23
産科では、胎児及び胎児付属物の異常や早産、切迫早産のDPC疾患件数が多くなっています。また、在院日数が全国平均よりもやや長くなっています。
当科には、沖縄県で2か所設置されている総合周産期母子医療センターがあり、離島や主として本島南部地区のハイリスク症例や、新生児がNICU (新生児集中治療室) に入院予定である症例の診療を積極的に行っています。
産科領域において、正常分娩から緊急帝王切開術まで、24時間対応可能です。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍　子宮頸部（腟部）切除術等　手術・処置等２ なし 29 3.10 3.13 0.00 40.28
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍　卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等 12 5.67 6.21 0.00 31.75
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍　卵巣部分切除術（腟式を含む。）　開腹によるもの等 - - 10.11 - -
120110xx99xx0x 子宮・子宮附属器の炎症性疾患　手術なし　定義副傷病 なし - - 8.09 - -
120120xx99xxxx 卵巣・卵管・広間膜の非炎症性疾患　手術なし - - 3.95 - -
婦人科では、子宮頸・体部の悪性腫瘍や卵巣の良性腫瘍が上位DPC疾患となっていおり、在院日数は全国平均より短くなっています。
当科は主に、一般婦人科を中心に婦人科救急、婦人科悪性腫瘍等の診療を行っています。
総合病院のメリットを生かして、外科、麻酔科、放射線科など他科と連携したチーム医療を展開しています。
新生児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 53 7.17 6.17 11.32 0.00
140010x299x2xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満）　手術なし　手術・処置等２ ２あり 37 29.32 27.74 0.00 0.00
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満）　手術なし　手術・処置等２ なし 27 16.30 11.16 0.00 0.00
140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）　手術なし　手術・処置等２ １あり 21 11.10 11.21 4.76 0.00
140010x497x4xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1000g未満）　手術あり　手術・処置等２ ４あり 18 120.28 125.48 0.00 0.00
新生児内科では、妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害がDPC疾患の上位を占めています。
また、総合周産期母子医療センターとして沖縄県の中核病院となっており、予期せず出生した早産児や病的新生児を24時間体制で受け入れ、入院治療を行っています。そのため、転院率が低くなっていると考えます。
県内のNICU5施設（県立中部病院、琉球大学附属病院、那覇市立病院、沖縄赤十字病院）で協力して新生児医療を提供し、専任の新生児内科医が24時間常駐し新生児医療を行っています。
小児循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
14031xx09910xx 先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。）（1歳以上）　手術なし　手術・処置等１ あり　手術・処置等２ なし 71 3.27 4.18 2.82 10.31
14031xx004x0xx 先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。）（1歳以上）　経皮的肺動脈形成術等　手術・処置等２ なし 25 3.76 5.87 4.00 7.24
050060xx9900xx 心筋症（拡張型心筋症を含む。）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし 23 3.43 14.67 0.00 5.78
040130xx99x0xx 呼吸不全（その他）　手術なし　手術・処置等２ なし 21 7.19 10.44 0.00 3.43
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）　定義副傷病 なし 18 6.78 6.19 0.00 1.83
小児循環器のDPC疾患は、先天性心疾患が上位を占めており、在院日数は全国平均より短くなっています。
当院は沖縄県内で唯一の小児循環器センターであり、県内すべての小児循環器科の疾患を集中して管理しています。
心エコーの診断、心臓カテーテル検査、インターベンションなど十分な経験を積んだ医師がおり、小児心臓血管外科医と協力して、よりよい治療を目指しています。
小児血液・腫瘍科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
130010xx99x2xx 急性白血病　手術なし　手術・処置等２ ２あり 48 13.15 13.47 0.00 8.63
130010xx97x2xx 急性白血病　手術あり　手術・処置等２ ２あり 27 39.15 39.36 0.00 9.37
130110x1xxx5xx 出血性疾患（その他）（16歳未満）　手術・処置等２ ５あり - - 6.79 - -
010010xx97x5xx 脳腫瘍　その他の手術あり　手術・処置等２ ５あり - - 32.51 - -
130030xx99x30x 非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２ ３あり　定義副傷病 なし - - 16.50 - -
小児腫瘍血液内科では、急性白血病が上位DPC疾患となっています。
急性白血病に関しては、全国平均と同程度の在院日数となっております。
病児のトータルケアを目指して、ソーシャルワーカー、病棟保育士、チャイルドライフスペシャリスト、臨床心理士、院内訪問学級教諭、ボランティアと協力して病児、家族を支援しています。
小児腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群　手術なし　手術・処置等２ なし 18 16.44 20.93 0.00 8.67
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし - - 11.67 - -
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１ あり　定義副傷病 なし - - 7.00 - -
110280xx99020x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ２あり　定義副傷病 なし - - 8.99 - -
040100xxxxx00x 喘息　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし - - 6.64 - -
小児腎臓内科では、ネフローゼ症候群、慢性腎炎症候群などが上位ＤＰＣ疾患となっています。
患児のホスピタリゼーションを予防し、できるだけ外来でのセルフケアを促進できるよう、短期入院を心がけているため、平均在院日数は全国平均よりも短いのが特徴です。
当科では小児腎臓病専門診療機関として新生児から思春期まですべての小児について、検尿異常から腎不全までの、様々な小児腎疾患診療に対応しています。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア（15歳未満）　ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 62 2.40 2.81 0.00 4.05
140590xx97xxxx 停留精巣　手術あり 34 2.88 3.13 0.00 3.00
130010xx97x2xx 急性白血病　手術あり　手術・処置等２ ２あり 25 36.48 39.36 4.00 3.36
130010xx99x2xx 急性白血病　手術なし　手術・処置等２ ２あり 18 10.61 13.47 0.00 5.28
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア　ヘルニア手術　腹壁瘢痕ヘルニア等 10 3.00 8.05 0.00 2.70
小児外科では、小児科や麻酔科などの他科と協力しチーム医療を行っています。
小児外科の上位DPC疾患は、鼠径ヘルニアや停留精巣、急性白血病のルート確保などがあげられ、平均在院日数は全国平均より短くなっています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x1xx 眼瞼下垂　手術あり　手術・処置等２ あり 22 2.82 4.96 0.00 5.09
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患　手術あり 19 2.32 3.27 0.00 7.89
140140xxxxxxxx 口蓋・口唇先天性疾患 15 6.27 9.23 0.00 12.60
070590xx97x0xx 血管腫、リンパ管腫　手術あり　手術・処置等２ なし - - 6.80 - -
160200xx0200xx 顔面損傷（口腔、咽頭損傷を含む。）　鼻骨骨折整復固定術等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし - - 5.26 - -
形成外科・小児形成外科では、眼瞼下垂や眼瞼、涙器、眼窩の疾患、口蓋・口唇先天性疾患が上位にきています。
小児形成外科では在院日数が全国より短くなっています。先天異常から外傷、悪性腫瘍術後の再建に至るまで、幅広い疾患に対応しています。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - 10 11 1 8
大腸癌 - 12 16 - 19 13 1 8,7
乳癌 - - - - 11 - 1 8
肺癌 - - 15 37 44 38 1 8,7
肝癌 - - - - - 28 1 8,7
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
5大癌について初発患者はUICCのTNMから示される病期分類による患者数、再発患者は再発部位によらない患者数を示しています。10未満の数値は、－（ハイフン）を記載しております。
初発患者については、肺がんが最も多く、続いて大腸がん、乳がん、胃がんの順となっており、最も多い肺がんにおいては、ステージⅣ期の患者が最も多くなっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 25 10.56 57.24
中等症 110 12.33 76.65
重症 36 14.72 78.97
超重症 15 14.73 82.07
不明 - - -
成人市中肺炎において、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
10未満の数値は－(ハイフン)で表示しています。
軽症から重症の患者さんをまんべんなく診療しており、中等症の患者数が多くなっています。
また、軽症患者の平均年齢が57歳に対して、重症患者の平均年齢が78歳、超重症患者だと82歳となっており、平均年齢が高くなるにつれて重症度も高くなり、平均在院日数も長くなる傾向にあります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 162 29.72 69.12 33.91
その他 12 26.75 67.42 3.45
脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。
脳梗塞発症日から3日以内の急性期脳梗塞がほとんどを占めており、在院日数も比較的長く施設への転院が多くなっています。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他） 67 6.63 8.31 1.49 69.51
K5463 経皮的冠動脈形成術（その他） 22 3.32 4.82 4.55 68.23
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症） 20 0.25 14.70 5.00 70.95
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞） 13 0.00 25.15 23.08 66.77
K5972 ペースメーカー移植術（経静脈電極） 11 2.00 16.91 9.09 69.00
循環器内科では、経皮的冠動脈ステント留置術（その他）、次いで経皮的冠動脈ステント留置術（その他）の件数が多くなっています。
不整脈ではアブレーション、デバイス治療を行っており、平成30年よりリードレスペースメーカ治療も開始しています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満） 等 121 10.82 1.81 0.00 67.60
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 31 0.23 14.94 6.45 70.65
K654 内視鏡的消化管止血術 29 -0.07 14.59 13.79 65.48
K6152 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術） 25 0.04 14.80 4.00 73.84
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 23 2.26 10.87 8.70 78.00
消化器内科では、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満)、次いで内視鏡的胆道ステント留置術の件数が多くなってます。
上部内視鏡（経鼻内視鏡も含む）および下部内視鏡、消化管ポリープ切除や早期がんの粘膜下層剥離術、内視鏡的胃瘻造設、消化管癌のステント留置術などを得意としています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 53 1.62 4.70 5.66 61.11
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの） 43 0.16 2.95 0.00 28.53
K6335 鼠径ヘルニア手術 12 1.83 2.83 0.00 76.83
K4762 乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わない）） 11 1.27 2.82 0.00 66.36
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 10 2.50 23.00 0.00 70.80
外科では、腹腔鏡下胆嚢摘出術、次いで腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）の件数が多くなっています。
また、胃、大腸、肝胆膵、肺、乳腺、甲状腺の各癌診療も行っています。
特に、状態に応じて、循環器疾患合併患者、糖尿病患者、透析患者、膠原病患者などの基礎疾患をもつ患者の手術も行っています。
胆嚢摘出術、虫垂切除術、大腸切除術、胃切除術、脾切除術、副腎摘出術など、待機的手術には積極的に腹腔鏡下手術を行うようにしています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術（大腿） 等 43 1.84 18.16 69.77 74.23
K0811 人工骨頭挿入術（股） 21 2.81 20.00 61.90 83.19
K186 脊髄硬膜内神経切断術 16 1.13 10.81 0.00 4.69
K0731 関節内骨折観血的手術（股） 等 15 1.40 16.20 53.33 71.20
K0482 骨内異物（挿入物を含む）除去術（大腿） 等 15 0.93 2.13 0.00 10.93
整形外科では、骨折観血的手術（大腿） 等、次いで人工骨頭挿入術（股）の件数が多くなっています。
脊椎・脊髄損傷等の外傷には迅速に対応し、頚椎・腰椎椎間板ヘルニア、頚椎症性頚髄症や腰部脊柱管狭窄症など変性疾患では患者様のクオリティオブライフの向上を第一に積極的に手術を行っています。
また、他科とも連携し頭部外傷、胸腹部外傷を伴う多発外傷にも対応しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所） 22 1.82 32.91 31.82 57.50
K178-4 経皮的脳血栓回収術 21 0.05 24.24 23.81 75.05
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術（穿頭） 等 18 0.94 9.72 16.67 72.78
K1643 頭蓋内血腫除去術（開頭）（脳内） 14 3.14 33.57 71.43 54.79
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術（その他） 13 6.85 28.92 23.08 47.62
脳神経外科の手術上位は、脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所）、次いで経皮的脳血栓回収術となっています。
脳血管障害は当科が最も力を入れている分野のひとつです。脳動脈瘤は破裂した場合、くも膜下出血という非常に重篤な疾患の原因となります。
脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血の治療法としては、顕微鏡手術による開頭脳動脈瘤頚部クリッピング術と脳血管内手術による脳動脈瘤コイル塞栓術があり、その両方を当院で行っています。
また、脳血管吻合によるバイパス術などを駆使して、治療困難な脳動脈瘤の複合的な治療も行っており、手術後はICUのスタッフの協力を得て速やかに対処しています。
さらに、未破裂動脈瘤や、大型動脈瘤による脳神経圧迫による症状が出現した場合も、上記の治療法を駆使して脳動脈瘤の治療を行っています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5551 弁置換術（１弁） 19 2.68 21.32 15.79 68.74
K610-3 内シャント設置術 16 1.13 4.06 6.25 67.75
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術（人工心肺不使用）（２吻合以上） 15 4.40 16.40 6.67 67.53
K5603ﾆ 大動脈瘤切除術（上行・弓部同時）（その他） 13 2.38 24.62 23.08 72.38
K6147 血管移植術、バイパス移植術（その他の動脈） 11 1.64 26.82 0.00 76.01
心臓血管外科では、内シャント設置術、弁置換術（１弁）、次いで大動脈瘤切除術（上行）（その他）が上位にきています。
急性大動脈解離や胸部大動脈瘤の手術、自己弁温存基部置換術や胸腹部大動脈瘤、慢性血栓塞栓性肺高血圧症などの難易度の高い手術は神戸大学と密に連携を取りつつ最善の治療を提供しています。
また、放射線科との連携体制のもと血管内治療にも力を入れており、腹部大動脈瘤や胸部大動脈瘤のステントグラフト内挿術を積極的に施行しています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） 21 1.00 5.05 0.00 84.05
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ未満） - - - - -
K753 毛巣洞手術 - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ以上６ｃｍ未満） - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満） - - - - -
皮膚科では、皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除）の件数が多く上位にきており、平均年齢も高くなっています。
放射線科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6153 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他） 25 0.44 4.08 4.00 63.08
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 24 0.00 1.08 8.33 68.83
K6152 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術） 12 0.25 4.50 0.00 75.83
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 11 0.18 4.36 9.09 67.64
K668-2 バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術 11 0.09 4.00 9.09 67.73
放射線科では、血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）や経皮的シャント拡張術・血栓除去術、血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）が件数の多い手術となっています。
眼科+眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ﾛ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他） 等 75 0.01 1.00 0.00 72.69
K2422 斜視手術（後転法） 69 0.97 1.00 0.00 11.99
K2423 斜視手術（前転法と後転法） 34 0.94 1.00 0.00 13.74
K2424 斜視手術（斜筋手術） 11 1.00 1.00 0.00 6.27
K2421 斜視手術（前転法） - - - - -
眼科の手術上位は、水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他）や斜視手術となっています。
水晶体再建術の平均年齢が高いのに対して、斜視手術は低くなっており、当科は幅広い年齢層に対応しています。
また、合併症を有する患者様の手術なども対応しています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術（摘出） 46 0.57 8.67 0.00 23.00
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術４型（汎副鼻腔手術） 45 1.00 4.87 0.00 46.13
K309 鼓膜（排液、換気）チューブ挿入術 38 0.03 0.05 0.00 4.71
K318 鼓膜形成手術 31 0.94 1.32 0.00 42.26
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） 18 1.00 4.78 0.00 50.17
耳鼻咽喉科では、内視鏡下鼻・副鼻腔手術４型（汎副鼻腔手術）や口蓋扁桃手術(摘出)の手術件数が多くなっています。
耳鼻咽喉科領域の慢性疾患から救急疾患まで診療を幅広く行っています。
特に手術治療を中心に行っており、難治疾患は琉球大学医学部附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科と連携し治療を行っています。
産科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8981 帝王切開術（緊急帝王切開） 166 11.97 6.02 1.20 33.69
K8982 帝王切開術（選択帝王切開） 58 15.59 6.88 0.00 33.98
K9091ﾛ 流産手術（妊娠１１週まで）（その他） - - - - -
K893 吸引娩出術 - - - - -
K9062 子宮頸管縫縮術（シロッカー法） - - - - -
産科では、帝王切開術（緊急帝王切開）、(選択帝王切開）や子宮頸管縫縮術（シロッカー法）が上位手術件数となっています。
内科等の合併症を有する症例は該当科と密に連携しながら、診療を進めています。
前置胎盤や胎盤早期剥離、胎児心拍異常などの緊急症例では、新生児科の立会いのもとに、母子の安全を最優先に、速やかな処置・手術を行っています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部（腟部）切除術 26 0.96 1.15 0.00 40.58
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡） 14 1.00 3.50 0.00 33.36
K861 子宮内膜掻爬術 10 0.50 0.50 0.00 45.00
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹） 10 1.90 7.40 0.00 40.50
K877 子宮全摘術 - - - - -
婦人科では、子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡）や子宮頸部（腟部）切除術が手術上位件数となっています。
良性疾患では侵襲が少ない内視鏡下手術や腟式手術を第１選択としています。
また、進行子宮頸癌や体外受精などの高度生殖医療は琉球大学附属病院や他の専門病院と連携して適切な診療を行っております。
小児循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6153 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他） 23 3.52 22.91 0.00 4.00
K570-3 経皮的肺動脈形成術 17 1.41 3.24 5.88 6.94
K574-2 経皮的心房中隔欠損閉鎖術 - - - - -
K566 体動脈肺動脈短絡手術（ブラロック手術、ウォーターストン手術） - - - - -
K597-3 植込型心電図記録計移植術 - - - - -
小児循環器科では、経皮的肺動脈形成術、血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）、動脈管開存症手術（経皮的動脈管開存閉鎖術）が上位にあがっています。
重篤な先天性心疾患の術前／術後管理をはじめ、小児集中治療を要する他の重症な疾患の管理を得意としています。
小児血液・腫瘍科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） 等 10 8.00 24.20 10.00 9.50
K145 穿頭脳室ドレナージ術 - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） - - - - -
K1261 脊椎骨（軟骨）組織採取術（試験切除）（棘突起） - - - - -
K1741 水頭症手術（脳室穿破術）（神経内視鏡手術による） - - - - -
小児血液腫瘍内科の手術件数は、抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）が上位となっています。
得意としている治療方法は、化学療法、免疫抑制療法、放射線治療、外科手術、凝固因子補充療法などがあげられます。
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 44 0.86 0.43 0.00 3.55
K836 停留精巣固定術 30 0.93 0.97 0.00 3.23
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 22 0.91 0.68 0.00 5.45
K6333 臍ヘルニア手術 - - - - -
K664 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む） - - - - -
小児外科の手術件数は、鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）が上位となっています。
小児鼠径ヘルニアは日帰り手術を行い、これまで1,500例以上の症例の蓄積があり、積極的に腹腔鏡手術も行っています。
虫垂炎については、お子さんへの侵襲の少ない腹腔鏡下手術を第一選択とし、中等症（膿瘍形成無し）までは4日以内、重症例（膿瘍形成有り）でも14日程度の入院となっています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2192 眼瞼下垂症手術（筋膜移植法） 14 -0.14 2.71 0.00 4.50
K2172 眼瞼内反症手術（皮膚切開法） 12 -1.00 2.50 0.00 5.00
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満） - - - - -
K347-2 変形外鼻手術 - - - - -
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ未満） - - - - -
形成外科では、多指症手術（骨関節、腱の形成を要する）、次いで副耳（介）切除術の件数が多くなっています。
口唇裂・口蓋裂、小耳症などの頭部・顔面の異常から、 体幹・手足の生まれつきの変形、顎顔面の先天的・後天的変形（咬合異常、顎変形症）また、外傷(交通事故)や、やけどなどによるキズの初期治療から、その後に残ったキズ跡、つっぱり、さらに治りにくい床ずれも治療の対象です。
また、アザや血管腫のような良性腫瘍から、がんの術後や放射線治療のあとに失われた組織の再建も形成外科で行います。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 60 0.62
異なる 26 0.27
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 73 0.75
異なる - -
最も医療資源を投入した傷病名が播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症症例について入院契機病名であったか（同一に分類）、入院後の発症であったか（異なるに分類）を示しています。10未満の数値は－(ハイフン)で表示しています。
医療資源最傷病名と入院契機病名が同一である敗血症(180010)の症例数は60、発生率は0.62％、異なる症例数は26、発生率は0.27％となっています。
手術・処置等の合併症(180040)は、同一である症例数が73、発生率が0.75％です。
発生率とは、全退院患者数に対する発生率です。
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